「良い営業マン」を見つける方法！？　その１

不動産業者もしくは、不動産会社の営業マンが持っている知識や技量等は、どのぐらいの期待をしていいかを話します。まず、不動産に係る知識はどんなものがあるか？

 

～非常に幅広いです。下記に列記してみます。

 

・不動産取引事例や不動産の価格についての知識

 

～実際に市場で、どんな物がどのくらいの価格で取引されているのか？　や値が上がってきているのか？　下がっているのか？どの地域が高いのか？　どの地域が安いのか？　など＝実際の取引の現場では、顧客に対する満足の提供が必要となる為に、不動産業の流通機構を使いこなす能力が問われます。使いこなすは、調べるだけでは無く多様なデータリンクさせたり工夫したりする経験値や能力が必要です。

 

・都市計画法・建築基準法などの知識

 

～都市計画の規制や地域による物件金額への影響。建築基準法の影響による、建築物に対する条件・規制。

 

～同法律による問題の解決力や経験値＝都市計画法や建築基準法の知識はもとより、実際の現場での経験や応用力などが大きく影響します。

 

例えば、建築基準法上では再建築不可であっても、何か建築するための手立てなどが無いか．．．。行政ごとに対応に違いがある事や、知識・経験などから関係各所に調査を実施したり、調整したり。

 

・税法に対する知識

 

～不動産の取引の現場では、印紙税や登録免許税に始まり固定資産税や不動産取得税、場合によっては贈与税・相続税などの知識が殆どの取引で必要になります。＝税法などは、そもそも毎年のように改正される上、減税などの措置を適用する場合、沢山の条件などがあり間違えると大変な事になります。正しい知識を常時勉強する事がとても大切です。

 

・建築関係(リフォームを含めた)の商品や構造などの知識

 

～不動産自体に建物が含まれています。新築でも中古でも性能や特徴などの知識は欠かせません。場合によってリフォームなどの製品の知識なども当然必要になります。

 

＝はっきり言ってしまえば、個人の勉強だけでは限界があります。本当の所、建築業界でも仕事をしていたという経験があるのとでは大きな差があります。又、そのような経験を持っていないと知識的に難しい部分があります。

 

例えば、住宅メーカーなどに勤務した経験があると、当然工事の現場で現場の声を聴いたり、現場を見たり、業界内の本当の姿が分かったりしますから、本当に気を付ける事などが分かります。

 

・住宅ローン関係の知識

 

～世にある金融機関のローン商品知識、具体的な計算方法など知らないと仕事になりません。＝この知識は、経験が豊富な方とそうでない方では、結果に雲泥の差がでてしまいます。お客様の利益にも直接的にかかわるので、大切な部分でもあります。

 

・人生経験や実生活などの知識

 

＝一般の消費者は実生活者です。夢の様な話や提案だけでは決断する事ができません。子供の事、収入の事、通勤や生活施設などなど…。相談を受ける事が多い筈です。それに答えるにしても、全て経験からではなくとも、あらゆるケースに対応・回答できる準備は必要になります。それも、他人事ではなく。ざっと取り上げて見ましたが、どうでしょう？

 

本気で不動産の仕事をしようとすれば、こんなにたくさんの勉強なり努力なりをしていないと、本当はいけない訳ですね。反対に言ってしまえば、これが完璧にとは言いませんがお客様が納得出来るレベルの営業さんなりの場合、信頼できる方になるのでは？と思います。

 

これだけのカテゴリーの知識や経験を身に付けているかたでしたら日ごろからの努力、勉強は並大抵ではないはずで、「正にプロ！」ただ、知識の少ない営業マンを否定している訳ではありません。知らないと危険な事が多い事を心配しています。

 

例えば、税法関係で…。

 

あるお客さんが不動産を売却しようとしています。不動産売却の際の税金について何の知識も無い場合では、そのお客さんは、大変な税金を納めなくてはならなくなったり…。いい加減な知識で対応したが為に、条件の不備で減税措置が利用出来なくなったり…。等と言う事が、全部の項目で起きたら大変です。

 

税金の事は、税理士がいるじゃないか？

 

～おっしゃる通りですが、不動産に係る税額控除の種類や利用方法は知らない…。ではプロではありません。本当に複雑な計算が必要な税金の計算や相談などは、それは税理士に相談して下さい。と教えてあげなければいけません。

 

※ここまでお話ししてきましたが、消費者とすればこの全てを期待していると思いますし、期待していいと思います。ただ、相当の勉強家か経験豊富な方でしょうから、数は本当に少ない事が予測されます。出会えた方はラッキーという感じでしょう。

 

次回は、ラッキー・アンラッキーではすまないこの状況をどうすれば良し悪しを見抜けるか？　その辺りの話をします。

 

 

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