台風の日に引っ越しするリスク　安全に引っ越すために 私たちができることは？

台風が頻繁にやってくる9月。もし引っ越し当日が台風で大荒れの天気でも、基本的に引っ越し会社から中止の連絡はありません。キャンセルするかどうかは引っ越しする当人の判断になります。しかし、今住んでいる部屋の退去日が迫っている場合、簡単に引っ越しを延期するのも難しいのが現実です。

—目次—
❶台風の日に引っ越しするリスク　延期にしたい場合は？
❷引っ越しを安全に行うために　私たちができることは？
❸家具や家電の破損、部屋の水濡れ防止対策

❶台風の日に引っ越しするリスク　延期にしたい場合は？

台風の中で引っ越しをする場合、どんなリスクがあるか考えてみましょう。

＜台風の日に引っ越しをするリスクは？＞

・ 雨水で室内や玄関が濡れたり、汚れる
・ 車での移動が遅れる可能性がある
・ 強風や雨に濡れることで、荷物や家具、家電が破損するリスクがある
・ 荷物を床に置いたときに室内が濡れる
・ スタッフ、引っ越し当人に怪我のリスクがある

→これらを避けたい場合は、キャンセル料が発生する3日前までに引っ越し会社へ連絡しましょう。

＜引っ越しのキャンセル料＞

引っ越し3日前まで／キャンセル料は発生しない
引っ越し前々日／運賃及び料金の20%以内
引っ越し前日／運賃及び料金の30%以内
引っ越し当日／運賃及び料金の50%以内

※このように標準引越運送約款によって定められたキャンセル料が請求される可能性があります。

※新たに直近で引っ越したい場合でも、すでに埋まっている場合もあります。退去日までに余裕があるかを考えた上でキャンセル連絡をいれましょう。

❷引っ越しを安全に行うために　私たちができることは？

通常の引っ越しならば、引っ越し会社さんに全部お任せでも大丈夫しょう。ただし台風などの危険が伴う場合、スタッフさんが安全に作業できるように、私たちの協力が必要です。

＜引っ越し会社のスタッフさんのために、私たちができること＞

1.荷物を運びやすくしておく
・一つのダンボールに重いものを入れ過ぎず、分散して詰める
・ビニールはダンボールの外側にかけると滑りやすいので、中身をビニールで覆ってからダンボールに入れよう
・ダンボールの蓋を締めるときは、防水性の高い布テープを使う
・荷物を搬入しやすいように玄関近くに荷物をまとめておく

2.玄関ドアの開け閉めを手伝う
・強風でドアが閉まってしまうと危険なので、体を挟まれないようにしっかりと開けておく

3.自分が怪我をしないようにする
・滑らない靴
・雨合羽などを着て雨対策をする

4.スタッフさんが体を拭くためのタオル、飲み物などを用意する

5.室内がビショビショになっても責めない
・台風中に玄関を開ければ室内や玄関が濡れるのは仕方ないので、濡れるのが嫌な場合は延期した方がよい

※こちらが独断で動くことで、スタッフさんの作業の邪魔になってはいけないので「何を手伝ったらいいですか？」「玄関ドアを開けておきますね！」などと声をかけておくといいでしょう。

❸家具や家電の破損、部屋の水濡れ防止対策

＜サビ・カビ対策＞

・ 濡れた荷物を置く場所に、ビニールシートなどを敷いておく
・濡れた家具や家電などは、すぐにふく
・ 濡れた床や畳を雑巾で拭く
・ 搬入した荷物はすぐに開封して、中身の湿気をとる
・ 濡れたダンボールは早めに捨てる
・ 室内干しができるグッズを用意しておく

＜その他＞

・ 濡れた家電はすぐに使わず、完全に乾いてから使用する
・ 風で飛びそうなものは、外に出さない
・ 引っ越し作業中に停電した場合に備えて、懐中電灯など防災グッズを用意しておく

〜あとがき〜

いかがでしたか。台風の日の引っ越しは、怪我をしないことが一番大切。危険を感じたら無理せずに延期をするのがいいかもしれません。また台風や雨の日の対策をしている引っ越し会社さんもあるので、どんな対策をしているのか引っ越し会社さんに確認した上で延期するか考えてもいいですね。

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