「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ――色がよければバランスもよし！「バイキングのっけ弁当」

「バイキングうどん」をアレンジ！　「バイキングのっけ弁当」

先日の晩御飯は「バイキングうどん」でした。

子どもたちが成長するにつれ、バイト、学校、お付き合い等々もあり、なかなか同時には食事がとれません。母はトッピングをいろいろ用意し、子供たちは各自うどんを茹でて、好きなトッピングを乗せていくというバイキング形式です。

用意したトッピングは

●ゆで青菜
●天かす
●揚げ茄子
●刻みネギ
●ゆでオクラ
●温泉卵
●牛肉甘醤油煮

です。

トッピングは市販品や常備菜も利用します。種類多く用意した分だけ翌日のお弁当が楽になります！

砂糖（Sugar）醤油（Soy Sauce）酒（Sake）を同量合わせるだけの3Sソース

お弁当作りが本業なので、難しい配合や、めったに使わない調味料は使いません。

牛肉の炒め煮に使うのは、砂糖、醤油、酒の3つだけ。配合も1：1：1と超シンプル。それぞれの頭文字を取って、「3Sソース」と呼んでいます。奇しくも日本語でも英語でも調味料の頭文字が「S」！　すばらしいネーミングではないですか（笑）。

この3Sソース、そぼろ、照り焼き、肉、魚を問わず、幅広く使えるので非常に重宝しています。

牛肉甘醤油煮（4～5人分）

牛肉切り落とし：500ｇ　※豚肉でもOKです。
砂糖：大２
酒：大２
醤油：大２

作り方（調理時間5分）

1. 鍋に、砂糖、酒、醤油を入れ、砂糖を溶かしながら沸騰させます。沸騰したらすぐに火を弱めます。

2. 牛肉を加えて、再度沸騰寸前まで温め、また火を弱めて煮汁が少なくなるまで煮詰めます。

以上です！　あっという間にできちゃいます。

お弁当箱に色鮮やかに詰めるには実はコツがあります。牛肉甘醤油煮、天かす、揚げ茄子等、各々少しずつ残りました。同時に冷蔵庫にあるものを並べてみました。

普段、オフィスや学校に持って行く弁当にはNGな納豆、温泉卵、キムチ等もおうち弁当ならOK！　色合いを見てお弁当箱に詰めていきます。

「映える」ためのコツ

お弁当箱に「映える」ように詰めるには実はコツがあります。

1．最初に牛肉甘醤油煮をお弁当箱に詰めてみました。その隣には緑のレタスを置きましょう。

2．レタスの横には赤いキムチ。

3．キムチの横に、ゆで野菜を置き、

4．ゆで野菜の隣に揚げ茄子。その隣にオクラ、プチトマト、と続けました。

はい！　できました！

「映える」コツは「色の違うおかずを隣同士に配置すること』です。

今日のお弁当は茶色いなーと思ったときには、茶色いお肉の隣に明るいグリーンのレタスや、黄色い卵焼きを加えてみてください。視覚的にぐっとくるお弁当に変身します。

今回のお弁当も、茶色（牛肉）、緑（レタス）、赤（キムチ）と交互に色の違うおかずを詰めることで、華やかな、色のメリハリのあるお弁当になりました。

色をたくさん使うお弁当は、目にもうれしいだけではなく、自然と栄養のバランスが整います。さらにいろいろな食材を使うということで食感にも変化が出ます。食感にも変化が出るということは、飽きずに食べられるということ。よいこと尽くしですね。

忙しい朝に、残りおかずや好きなものをたくさん詰めた、簡単、栄養バランスよしの「バイキングのっけ弁当」はいかがでしょうか。

※お弁当箱にキムチを詰める場合は、ホーローやステンレスなどの色移りしにくいお弁当箱を使用してくださいね。木のお弁当箱を使うと色、においが移る場合があります。

「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ
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