「賃貸募集成約事例ファイル」——"空き家と高齢者をつなげる地域貢献"を視野に入れた賃貸経営
賃貸募集成約事例ファイル
2022/04/13
イメージ/©︎olegdudko・123RF
「賃貸募集成約事例ファイル」——それは賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例を紹介するコーナー。今回は、ウチコミ!で入居希望者の生の声を聞き、リフォームなど要望を取り入れているというKオーナーに話を伺いました。(取材・文/嶋田 尚子)
ウチコミ!で初めての経験
——ウチコミ!を知ったきっかけを教えてください。
『がんばる家主の会』という大家の会に入っているのですが、その大家の会で、ウチコミ!のスタッフが来て説明されたのをきっかけに登録しました。
初めは「どんなもんかな?」と興味本位での登録でしたが、スタッフの方が丁寧に物件登録を案内してくれたので、スムーズに登録することができました。
——成約されていかがでしたか。
今回の入居された方の内見は、自分もエージェントと一緒に立ち会いました。遠方のご夫婦で奥様がご懐妊中でしたので、ご主人様がテレビ電話で中継しながらの内見でした。
今回の成約がウチコミ!では初めてだったので、いろいろと経験できてとても楽しかったですね!
目指すは“顔の見える大家さん”
——ウチコミ!を利用されていかがでしたか。
物件情報を自分で登録するというのは、最初は大変だと思いました。写真はすぐに掲載することができましたが、アピールコメントの内容は……悩みました。
一般の不動産会社に任していると、成約に至らなかった理由が分からないままですが、ウチコミ!だと成約しなかったとしても、直接入居希望者さんの声を聞くことができるので、今後につなげるための勉強になりますね。
——工夫していることはありますか。
大家さんが直接募集しているというウチコミ!の特徴から、人柄や人間味がでるほうがいいと考えアピールコメントなどを工夫しました。
——所有物件は近隣の物件が多いですね。
そうなんです。何かあったときにすぐに動ける方がいいので、目の届く範囲で賃貸経営をしていきたいと考えています。“顔の見える大家さん”を目指しています。
——成約した物件は水回りの設備が充実していますね。
空き家と高齢者をつなげるために、当初は高齢者向けのシェアハウスを作りたいと思ってリフォームしました。古い物件でしたので水回りの設備だけではなく、見えないのですが給排水管も全て入れ替えたんです。高齢者でも使いやすいように、お風呂も広いものを選びました。
ですが、今はコロナ過ですし、高齢者のシェアハウスは難しいと考え、今回は戸建て賃貸として募集することにしたのです。
——賃貸経営の想いを聞かせてください。
ほかの投資で作った資金を元に、10年前から賃貸経営をしています。新築でマンションを建てたり、空き家を購入してリフォームを行い貸し出している物件もあります。
特にこの地域(兵庫県神戸市垂水区)は、空き家も多くなってきているので、コロナが落ち着いたら、空き家と高齢者をつなげられるような“地域貢献”もできればと考えています。
——Kオーナーありがとうございました。
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この記事を書いた人
賃貸募集成約事例ファイル 担当編集
「賃貸募集成約事例ファイル」では、賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例や、ちょっとしたアイデアで空室が解消された事例などを紹介していきます。それぞれの工夫や取り組みが、賃貸経営に悩めるオーナーに対して少しでも参考になればと思います。