都市農業が発達した高幡不動尊の街・日野市

■新撰組にゆかりのある水の郷

 

日野市は東京都多摩地域の南部に位置する市です。新撰組の副長・土方歳三や六番組隊長・井上源三郎の出身地でもあります。大企業や大規模団地が進出していますが、河川や丘陵地が多い土地でもあり、国土交通省からは「水の郷百選」に認定されています。トラック・バス業界の最大手、日野自動車の企業城下町でもあります。農地も多く、都市農業の代表的な都市と言われています。

 

面積は27.55㎡、人口は約19万人。2016年の高齢化率は23.96%、生産年齢人口率（15～64歳）は62.92%で、今後減少すると思われる世代をターゲットにより一層「住み続けられるまちづくり」を行うことが求められています（日野市ホームページより）。

■高幡不動、京王百草園など見所が豊富

 

日野市の住宅地・団地は高幡不動駅、百草園駅、程久保駅の周辺に集中しています。交通ではJR中央線、京王電鉄、多摩都市モノレール線が利用できます。京王電鉄バスも利用可能。国道20号線で東京都心部や八王子市にアクセスできます。駅周辺には公共機関や商業施設が充実しているので便利です。また、関東三大不動の一つが祀られている高幡不動尊金剛寺があるので、初詣の季節には大変にぎわいます。

 

日野市には公園がたくさんあり、梅の名所「京王百草園」も有名です。京王れーるらんどや多摩動物公園（動物園）といった個性あふれる施設もあります。

■充実の子育て支援

 

日野市では児童扶養手当、児童育成手当（障害手当・育成手当）、児童手当（特例給付）、子ども医療費助成制度、ひとり親家庭等医療費助成制度などを利用することができます。他にも子育て相談を受け付けているだけでなく、子育てひろば・サークル、児童館・放課後子供教室「ひのっち」などの子育て支援を展開しています。

 

■待機児童問題は厳しい状況

 

2016年度における日野市の待機児童数は183人。東京都ワーストランキングでは17位となっています。現在、平成31年度までの5年間で600人を超える定員枠拡大の取り組みがなされています。なお、日野市には市立幼稚園が5園、私立幼稚園が9園あります。

■戸建て賃貸物件も豊富

 

日野市の賃貸物件はアパートやマンションが多いのですが、戸建ても見つけやすくなっています。戸建ての物件には8万円～10万円台のものがあり、マンションは6万円～8万円台のものが中心です。単身者向けの1Kや1LDK、少人数向けの2LDK、ファミリー向けの2LDK、3LDK（戸建て）の物件などが見つかります。

 

築年数は築1年未満の物件から築30年以上の物件まで様々です。駅からの距離は徒歩15分～20分の物件が多いですが、5分～10分以内の物件も見つかります。