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再婚後の子育て・子どもの気持ちを考えたときに優先すべきこと 〜共同養育コンサルタント​しばはし 聡子コラム〜(1/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2018/06/19

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イメージ/123RF

みなさんは、再婚を考えられたことはありますか。離婚して間もない頃は「結婚生活はもう十分」「再婚なんて考えられない」と思っていた方も、少し落ち着いてくると、「ずっとひとりも寂しいかな」「支え合えるパートナーがほしい」など、前向きに考える時期がくることも自然なことです。

そんなとき気になるのは子どものこと。「パートナーとうまくやっていけるの?」「どうやって子どもに伝えるの?」など気になることもたくさんありますよね。気になる子連れ再婚事情をみていきましょう。

■子どもとパートナーを会わせてみよう

離婚後、気持ちも落ち着き新たに出会ったパートナー。一緒に人生を歩んでいきたい相手であり、お互い結婚の意志もある。素敵なことですし大切に育みたいですね。ただ、気になるのは、パートナーと子どもが、うまくやっていけるのかということ。再婚を意識するのであれば、子どもとパートナーの相性を事前に確認することは必須です。

◆遊ぶ様子を見てみる

いきなりあらたまった場所で子どもにパートナーを紹介すると子どもも警戒します。大勢で集まる会などで顔を合わせてみて、一緒に遊んだり友達のような感覚で接することができるかを試せる機会をつくるとよいですね。

子どもが楽しそうにしているか、パートナーの子どもとの関わり方はどうか、何度か会う回数を増やしながら様子をみていきましょう。時折、少しの時間その場から離れて、パートナーと子どもだけにしてみるのもいいですね。

◆パートナーの様子もチェック

子どもと遊んでいる様子を見ることで、自分に見せる顔だけではなく、子どもにどのように接する人なのかを見てみましょう。欲目なしで冷静にチェックすることで、今後再婚した後の家庭像を描く機会にもなります。

◆焦らない

子どもとパートナーを会わせてみて、ぎこちなさや不安が残るようだったら、決して焦ることはありません。急いで再婚しないとどこかにいなくなってしまうような彼なのであれば、人生をともに歩むパートナーではないのかもしれません。

あなたにとって、今一番大切なのは子どもの存在。あなたと子どもの関係を第一優先にしてくれて、タイミングを待ってくれる彼であれば、将来も安心して過ごせることでしょう。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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