親と同居するメリットとデメリットは？　二世帯住宅の種類

イヤイヤ期真っ盛りの子どもが家にいると、家事や仕事もなかなか捗らないことも多く、どんどん余裕がなくなってしまいます。
そんなとき親が来てくれると本当に助かります！子どもを見てくれるだけで、仕事が進む、進む。親に甘えすぎはいけないと思いつつも、「同居もあり！」と思ってしまいますね。

目次▼

❶親との同居　メリット・デメリット
❷二世帯住宅の種類
❸親と同居するときに気をつけること

❶親と同居するメリット・デメリット

＜親と同居するメリット＞

• 両親の健康状態を把握しやすい
• 家事や育児などを助け合える
• 生活費・光熱費などの費用を分担できる
• 子どもが熱を出した際のお迎えなど、子どもの面倒を見てもらえる
• 扶養控除を受けることができれば、所得税や住民税の控除が受けられるなど金銭的メリットもある

＜親と同居するデメリット＞

• 環境によってはプライベートを確保しづらいなどのストレス
• 生活費や光熱費などの負担でもめることもある
• 親の介護などの負担がかかる
• 気を遣ってしまう

親から離れて暮らす場合は、お互いのプライベートを大切にできるメリットがありますが、親の健康状態を把握できないのは心配なところです。
定期的に連絡を取り合ったり、見守りサービスなどを利用するのがいいかもしれません。また、出産後はしばらく実家に里帰りしたり、積極的に公的なサービス（家事代行や、子どもの預かり）などを利用する人も多い印象です。

❷二世帯住宅の種類

二世帯住宅には大きく分けて3つの種類があります！

＜完全同居型＞
一戸建ての住宅内に二世帯が同居するタイプで、お風呂やキッチンまで共同で使う昔ながらの住居タイプ。
通常の一戸建てなので建築資金も二世帯住宅としては安く、将来一世帯になっても使えます。
完全同居なので、プライベートを確保しづらいことがデメリットです。お風呂や洗濯をする時間などを分けたり、家事を分担するなどルールを作った方がスムーズでしょう。

＜部分共用型＞
玄関は一緒で、1階は親世帯が住み、2階には子供世帯というように一部分だけを共有し、それ以外の居住スペースを分けて生活するタイプ。
それぞれの階に水回りを設置するケースが多く、洗濯やお風呂の時間などが重なるストレスがありません。完全同居型と比べてプライベートが確保しやすくも、日々顔を合わせて同居生活をできるのが魅力です。

完全分離型と比べて安く住むというメリットもあります。ただし1階・2階のどちらかが空いてしまった場合、玄関が分かれていないので賃貸に出せないのがデメリットです。

＜完全分離型＞
玄関をはじめとするすべての居住スペースを分離して生活できるタイプです。
生活スペースが完全に分かれているので、プライベート生活サイクルによるトラブルも回避しやすいです。
また将来一世帯になっても半分を賃貸として人に貸すことが可能です。

❸親と同居するときに気をつけること

＜気をつけること＞

• 金銭トラブルを回避するために、電気代は子世帯が、水道・ガスは親世帯が負担するなど、生活費の分担は事前に決めておきましょう。賃貸の場合は家賃を折半するのか、持ち家の場合は、家の維持費は貯蓄していくのか、その費用はどちらが持つのかなどもしっかり決めておいた方がよいでしょう。
• 風呂や洗濯、料理をするタイミングなどが重なることも。同じ空間を使う場合、誰かが家事を負担しすぎないように家事を分担したり、使用する時間をずらしたりして不便にならないように工夫しましょう。
• 完全分離型の場合、許可なく相手の家に上がらないように気をつけましょう。家族とはいえ、お互いに玄関を分けているようであれば、マナーを守りたいもの。用があるときはインターフォンを鳴らしたり、ノックして声をかけたり。ズカズカ入らないようにするのがいいでしょう。

＜あとがき＞

同居する・しないに関わらず、つい家族だと遠慮がなくなってしまい甘えてしまったり、ズケズケと話をしてしまいますが、家族と仲良く楽しい関係でいるためにも、相手を思い遣り、マナーを守り、丁寧なコミュニケーションをとっていきたいものですね。

（絵・文／ながれだあかね）


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