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フィリピンにおける海外不動産投資事情とは?

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有利で低リスクな“新興住宅地”

最近では海外での不動産投資も盛んになっています。現在はアジア新興国が経済、人口ともに高い成長が期待できる市場として浮上し、昨今の円高と相まって注目を集めているのです。

海外不動産投資専門のサイトでは、かなり詳細な情報が公開されています。例えばフィリピンは前家賃制の国。入居者さえ見つかれば、家賃を確実に、しかも前払いで受け取ることができるのです。フィリピンの首都マニラの一等地にある完成済みのマンションは、50㎡でも1000万円。日本の六本木ヒルズに見られるような高級コンドミニアムでも、非常に安価で購入することができます。

資金面でも、クオータービザを取得すれば不動産価格の8割まで融資を受けることが可能です。クオータービザとは、犯罪歴や伝染病などの問題がなければ誰でも取得できるビジネス・投資用のビザ。日本へは年間50枚しか発行されないので前年から準備する必要がありますが、取得すれば物件価格の8割を借り入れることができます。

さらに、賃貸の利回りはなんと12%。先に述べたように前家賃制なので、1年間の家賃プラス2カ月分の保証金も受け取ることができます。

ここまでの情報を1000万円の物件で考えてみましょう。利回りが12%ということは、1年間の家賃収入は120万円ということ。さらに、2カ月分の保証金は20万円。合計140万円を前家賃制によって受け取ることができます。さらに、クオータービザを取得していれば8割までローンが借りられるので、800万円を確保できる。つまり1000万円の物件を購入するにあたって、最初から940万円が確保できるということです(ビザがなくても6割の融資が受けられる「プレビルド」という方法もあります)。しかも銀行融資は物件を担保に入れるノンリコースローン。最悪の場合でも物件を手放せばローンの支払いは免除されるので、極めてリスクの低い不動産投資が可能となっています。

フィリピンの国情も不動産投資を後押ししています。「治安が悪い」という従来のイメージとは異なり、例えばフィリピン経済の中心地「マカティ地区」は治安が良く、インフラも整っています。日本のような先進国に比べて高齢化が進んでいないので、不動産に対しても安定した需要があります。しかも英語圏では世界一安い労働力があるので、今後の発展にも大いに期待ができます。

もちろん入居者がいなければ話になりませんので、物件の立地等は十分に吟味する必要があります。しかしフィリピンの将来性と少ない資金で不動産投資が始められることから、有力な投資先の一つと考えても良いでしょう。

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この記事を書いた人

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