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銀行融資の審査に通る人、通らない人

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不動産投資ローンの最終回となる今回は、不動産投資ローンはどのような状況なら審査に通りやすいかを考えてみます。
不動産投資ローンはハードルが高い?」でもご紹介したとおり、不動産投資ローンは住宅ローンとは違い、審査基準が厳しいのが特徴です。どのような状況なら審査に通りやすいかを知っておくことは、一度審査に通らなかった人が再挑戦するときにも役に立つでしょう。

自己資金に余裕がある

まず、金融機関がお金を貸したいと考えるのはどんな人物かを考えてみると、ズバリ「自己資金が豊富な人」です。例えば融資を受ける予定の金融機関に豊富な貯金があれば、金融機関にとっては低リスクで貸し出すことができます。貯金を担保にすれば、回収不能に陥るリスクを軽減できるからです。「自己資金ゼロでも不動産投資を始められます」というのは不動産投資ローンのセールストークですが、金融機関の側に立って考えてみれば自己資金のない人にはあまり融資したくないでしょう。逆に言えば、自己資金さえ豊富であれば、他の審査条件を満たしていなくても審査に通る場合があります。なお、自宅などの不動産を担保にしたローンを扱っていたり、所得のある家族の収入を合算することでローンを組める金融機関もあります。

高年収である

サラリーマンの人が不動産投資ローンを借りる場合は、一般的には年収500万円以上であることが求められます。また、住宅ローンで借りられる金額の目安は年収の7倍と言われていますが、不動産投資ローンの場合も年収の5倍と言われます。つまり、年収は借入時に重視されるだけでなく、借り入れできる金額にも大きく関わってくるというわけです。また、年収が高かったり良い物件を持っていたりすれば、自己資金ゼロでも投資が可能な場合があります。

収益性が高い

物件の収益性が高いと不動産投資ローンでは有利に働きます。物件の担保力を審査するときは、融資を受ける予定の物件から得られる収益などが評価されます。この収益が高ければ高いほど評価は上がり、融資額や金利についてもさらに有利に交渉する余地が生まれます。

勤務先情報の良し悪し

一般的なローンと同じで、不動産投資ローンにおいても安定した返済ができるかどうかは重要な判断基準です。そのため借主の勤務先の規模、資本金、売上高などは審査に多大な影響を及ぼします。経営が安定した企業に勤めていれば、それだけ信用度は高くなります。極論すれば、一流上場企業に勤めていれば、審査はグッと有利になるはずです。

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この記事を書いた人

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