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「空き部屋」のあるアパートが取るべき対策

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■なぜ空室は埋まらないのか

 

ここでは前項の「空室を埋める方法」とは視点を変えて、まずは「空室が埋まらない理由は何か」を考えてみましょう。

 

例えば「入居者が利便性の悪い郊外から利便性の良い中心部に住み替えているから」「不景気で会社の住宅手当がカットされ、自宅に戻る層が増えたから」「不景気で親の収入が減ったことによって子供への仕送りが困難になり自宅通が増えたから」「仕送りが減ったことにより学生が安い賃料の物件に住み替えているから」など、様々な理由が考えられます。理由によって取るべき対策も変わってくるでしょう。

 

建物は年々古くなってきますが、リフォームなどによって賃料を下げずに入居者を得ることもできます。しかし、現実には思うように行かず、値下げを余儀なくされることもあるでしょう。

 

また、入居者の立場から考えてみることも必要です。不景気は確実に入居者の懐事情に影響しています。ネット検索の普及でより安い物件を探すことはもはや当たり前ですし、賃料を値切る入居者も増えてきました。

 

これは入居者の質が落ちたということではなく、時代の流れです。心配であれば入居審査をしっかり行いましょう。

 

どうしても値下げをしなければならなくなった場合は、「家賃ゼロより収入がある方が良い」と前向きに捉えましょう。賃料を下げると他の部屋の契約者から文句が出るのではないかと言う人もいますが、値下げした契約者から秘密保持の念書を取るという方法がありますので、あまり心配する必要はありません。

 

■当てにならない不動産会社とは

 

不動産会社の社長や店長と仲良くなっておくと優先的に入居者を回してもらうことができるかもしれません。しかし、良好な関係を築くことが難しい場合や、そもそも当てにならない不動産会社に入居者募集を委託しているケースもあります。具体的には、次のような会社に委託している場合は委託先を替えることも検討すべきです。

 

  • 土日祭に営業していない
  • 社員がすぐに辞めてしまう
  • お客様にチラシだけ渡しておしまい
  • 間取り図面が汚い、もしくはない

 

部屋探しをする人のほとんどは土日祭に探し歩いていますから、土日祭に営業していない会社では話になりませんし、社員がコロコロ辞めてしまうということは、担当エリアに対して土地勘のある社員がいないということで、お客様を十分に案内することができません。

 

お客様にチラシだけ渡しておしまいということは、お客様とコミュニケーションが取れていないということを意味しますし、間取り図面が汚い、もしくはない場合は、お客さんを掴む最初の段階でつまずいているということです。間取り図面を見て、内見に行かなければ、お客さんが入居を決めることはまずありません。

 

不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。

大家さんも自分で動いて集客をしてくることが大事です。しかし、これまでのシステムでは自分でできることは限られていました。そんな中出来上がったのが大家さんが自分で物件を紹介できるサイト、ウチコミ!です。

所有されている物件の募集をかけることが可能です。大家さんであれば是非一度見てください。

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この記事を書いた人

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