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自分の不動産を売却する時に何を気を付ければ良いか

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自分の不動産を売却する時に何を気を付ければいいか? というお話です。まず、今の日本の不動産流通のしくみから、ごく稀な例外を除いて、売却を依頼する「不動産業者」にある意味、お任せするしか方法はありません。普通に考えて、一個人が不特定多数の潜在顧客に対して、広告の術がありません。

 

次に、「その不動産の販売価格」ですね。本当の事を云いますと、不動産の価格設定にはなんの縛りもありません。ですから、査定された価格が 3000万円 の不動産を 1億円 で売りに出しても何の違反でもありません。ただ、普通に考えて 売れないだけです。ここで、売却の際に 売主さん としては少しでも高く売りたいので、数社の不動産業者に査定の依頼をしますよね。普通の事の様に...。気を付けてください。

 

売主さんの立場としては、しごく当たり前の事ではありますが、売れるかどうか分からない価格の査定合戦は、何の意味もありません。売主さん自身の未来が掛っている重要なポイントなんです。

 

どう言う事かといいますと...

 

1.不動産業者は、幾らの査定金額を付けてもなんの不利益もない。

 

~損害賠償を請求されるわけでも、査定した金額で買取をするわけでもありませんから...

 

2.売主さんは、査定が高いと一瞬うれしくなります。

 

~実際に売れるのは、買主さんの目にかなった物件だけ。つまり価格だけで言えば、少しでも安く買いたい。

 

3.売れない時間が長引けば、売主さんの機会損失や貴重な時間の損失...

 

~高い価格で長い事、広告され続けて 売れ残り のイメージから足元を見られる様な不利益もあります。

 

 簡単に、上の様な感じになります。高い査定を批判しているわけではありません。不動産売却に於いて、不動産業者は販売の手伝いはしてくれますが、上記の様な影響の責任は取りません。こんな状況に追い込まれながら、早期に売らなければいけない事情が発生してしまえば....。

 

では、まともな査定をしない業者の真の意図は売却不動産を数、多く預かる事が目的です。価格を高く預かっても、実は使い道が十分にあります。不動産業者の営業マンが本当に売りたい物件の当て馬として、非常に有効に使えます。当て馬として使う場合、それこそ頻繁にその不動産にお客さんを連れて見学にいきます。

 

当て馬ですから、この不動産は絶対に売れません。しかし、当の売主さんは そんな事とは知らずにこの不動産屋さんは、凄いがんばってくれていると大層な勘違い...。これでも売れないとすれば、値引き交渉もスムーズに..最後は、不動産業者のいいなりに不動産業者の懇意の業者などに横流し...。

 

いわゆる、 囲い込み 戦術ですか。これ、大きな声では言えませんが、大手不動産業者の必殺技で、今も公然と行われています。本当です。怖い話です。という事は、不動産業者どうしの査定合戦は...。その辺りを十分に理解して対応してください。

 

基本、売主さんと買主さんの利害は 全くの正反対なのですから、売れる価格(相場)と言うのは重要です。もちろん、不動産業者を選ぶ事も重要です。

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?

baibai

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この記事を書いた人

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