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中古マンションで快適に住まう!?

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今回は、前回の流れから マンションの場合でお話しします。因みに、中古の戸建住宅の場合は購入する段階からマンションではあまり考えなくてもいい事も要件にありますから、別にまた掲載します。

 

中古のマンションで、快適に過ごす為には 皆さんもご存じの通り、リノベーションやリフォームが必要と思います。築10年以上前の設計だと、当然の事ながら生活スペースや生活形態の違い、住宅設備の老朽化の問題があります。この話になりますと、必ず「リノベーション済みの中古」の方が、手間が無くて完成品を見た上で購入できるのでそちらを検討する方も多いと思います。

 

又、住宅関連の雑誌などでも「リノベーション住宅が売れている?!」的な記事も沢山あります。煩わしい事が嫌いな方、気に入った物件を見つけた方などは、それも決して無ではないでしょうが、中身は十分に理解していた方が良いかと思います。

 

基本的に、リノベーション済みの中古住宅は、売主から直接買わない限り、仲介をしている不動産業者に仲介手数料を払わなければなりません。ちょっと待ってください。前のブログでもお話ししましたが、これだけではありません。リノベーション済みの中古住宅の売主さんは、不動産業者しかありません。 なぜ?

 

「宅地建物取引業法」という法律で、厳しく決められている為、個人が利益をえる為の取引は、制限されています。簡単にお話すれば、自動車の運転免許と同じで、免許の無い物は車を運転してはいけない…つまり免許の無いものは不動産の商売をしてはいけない。 ~となります。

 

何をお話ししたいかといいますと、不動産業者が売主という事は、あなたは仲介業者に仲介手数料を支払うでしょうが
同じ金額を売主からももらっている事です。「そんな事は知っていますよ~」と言う方もいますでしょうがでは、その売主が仲介業者に支払う手数料は、誰が負担しているのでしょうか?

 

それは、その不動産を購入して方です!つまり、通常の仲介手数料の倍額を負担している事です。なぜか? といえば、売主さんは販売を仲介業者に頼っているのが現状です。すると、仲介業者さんに支払う仲介手数料は必然的に用意しておかないと商売できません。

 

なので、物件価格に仲介業者に支払う仲介手数料を単純にONしておくわけです…….。言ってはなんですが、更に売主さんの利益も乗っているわけですから、得な買い物では決してありません。

 

他方、自身でリノベーションされていない中古住宅を探して購入する場合、ほとんどの場合仲介手数料は仲介の業者さんに支払うだけで済みますから、大体半分で済みます。更に、リノベーション済みの中古住宅は、売主の利益がのりますから、設備なども下手をすると、安く仕入れられ見栄えのいいものの集合体になっている場合が多く、一見してそれを見抜くのも難しいでしょう。

 

手間はかかりますが、中古住宅を購入して自身で改修工事をした方が、結果お得です。 本当ですよ。ただ、勘違いしないでください。利益を取っているのがダメという話ではありません。お客様が知らない所、分からない所で掠められている様な形態が問題だと思います。

 

実際、使い勝手を考えても不動産業者の利益前提のプランより、使う方自身の考えや直接依頼をしている工事会社のプラン提案の方がいいとは思いませんか?

 

ちょっと分かりやすくする為、数字を入れて紹介します。例えば、リノベーション済みのマンションが1700万円で売りに出ていたとします。この物件を、普通に購入しようとすると~

 

仲介業者さんに 約60万円の手数料を払います。売主は仲介業者に 約60万円の手数料を払います。結局、1700万円払ったお客さんは、1640万円のマンションを、1700万円で購入しているわけです。

 

更に、工事費の事を考えれば~

 

工事会社は当然利益がなければやっていけませんので利益を取ります。プラス売主業者も当然利益をとるわけでどう考えても、仲介手数料も工事費もダブルで損をしている状況が見えませんか?

 

すいません。題名とリンクしない内容になった感じですね。でも、知っておいて損はないと思います。もう少しこのお話を続けたいと思います。

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?

baibai

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この記事を書いた人

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