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「住宅ローンのお話」2

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今回は、「住宅ローンと景気のお話」をしたいと思います。物の値段は、景気の影響をとても大きく受けます。当然、不動産も同じ状況ですが、どの様な影響をどの様に受けるのかは、わかりにくかったりします。その辺りのお話を、してみたいと思います。

 

不動産の関係する部分として、世の中の景気と金利はとても重要な要素です。なぜ重要かと言いますと、皆さんも雑誌や不動産業者さんなどから言われた事があるかと思いますが「景気が悪い時・金利が低い時」は、不動産の買い時です!…….。等と言うお話を。では、本当かどうか比べてみましょう。(簡単な例です)

★現在の金利情勢から 金利1.5%(A)

返済期間35年・変動金利

借入金=2000万円

月々=約61,236円

 

★金利が高い想定で  金利2.5%(B)

返済期間35年・変動金利

借入金=2000万円

月々=約71,499円

 

まずは、単純に金利の差から月々約一万円は徳する事はわかります。しかし、これだけではありません。

(A)の場合 支払総額=約25,719,492円の場合   支払総額=約30,029,598円

 

上記の支払総額は、繰り上げ返済などを一切しないで、35年間金利も変わらずに完済した時の総額です。すごくないですか。簡単に約400万円以上の差です。結構いい新車が買えますね。
もう一つデータを出します。上記の例を引用して 61,236円 の支払いで、高い金利(2.5%)の時には、いくら借りられるのか? 計算してみますと...。借入金上限=約1710万円 と、金利の安い時(1.5%)に比べ290万円 も少なくなります。

★次に、物件の価格ですが…….。

申し訳ありませんが、こちらは単純な比較はできません。確実に言えますのは、不景気な時は世の中全般的に消費が落ちています。つまり、需要が少なく供給が多いわけですから、買い手市場になります。当然、値段競争や値引きが多くなります。景気が良い時は、需要と供給のバランスが逆転しますので、この買い手が有利な状況はまず、おこりません。

★物件の価格が安い事は、景気が良い時には手が届かない「ワンランク上の物件」にも手が届く可能性も出てきます。又、住宅購入時には電化製品や家具なども必要になりますが、こちらも比較的安い値段で購入する事ができる。景気が悪い時は、買い手に有利な事が多いです。これらのデータを踏まえて、「景気が悪い時・金利が低い時」は確かにとても有利です。更に、まだしばらくは この低金利が続きそうな気配から、低い金利で少しでも長く 住宅ローン が払い続けられれば、メリットもとても大きいでしょう。

今、住宅を考えている方には大きなチャンスではないでしょうか。という流れになる訳です。しかし、これは物事の 一面 ですね。10人いれば、10人とも事情が微妙に 違います。そこも、考えないといけませんね。このブログ記事から、ヒントになるものを今後もどんどんお送りします。

 

~金利が安い時・など~
こんなときにも注意点が、もちろんあります。次回はそのお話をしたいとおもいます。

今は物件を売主が直接公開できるウチコミ!売買REVOというサイトというものもあります。
売主と直接コミュニケーション取れるので気になることは事前に確認して購入すれば安心です。
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この記事を書いた人

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