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「物価が安い街」の1番は? オーナーが有利に不動産投資できる街の見極め方(1/2ページ)

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文/朝倉継道 構成/編集部 

足立区強し! 「物件が安いと感じる街」

不動産ポータルサイト「SUUMO」でおなじみの株式会社リクルート住まいカンパニーが、「物価が安いと感じる街ランキング」と、題した調査結果をこの7月に公表している。調査対象は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県の居住者で、調査結果は今年1月に行われた大規模な調査で集められたデータから再集計されたもの。その理由は「コロナ禍の影響により景気が低迷し、それに伴い生活への不安から出費を抑える気運が高まりつつある状況を鑑みて」としている。

それではTOP10を抜粋してみる。なお、街の名前はどれも駅名となっている。 


出典/リクルート住まいカンパニー SUUMO 住んでいる街 実感調査『物価が安いと感じる街ランキング』

本当に物価が安い街 十条

まず、足立区が半数を占めているのが目に付く。ただし、東京の交通と地理を知る人にとって、注目は1位の十条だろう。

この十条、JR埼京線で池袋までたったの2駅、新宿までも3駅という、都心のビッグターミナルにきわめてアクセスしやすい、非常に便利な駅。にもかかわらず、今回のSUUMOの調査では、「物価が安いと感じる街」の1位に挙げられている。「信じられない」と、思われる人もいるかもしれないが、筆者は、過去に長年この十条で暮らしていた。その立場で証言させてもらうと、十条の物価は、筆者の知るかぎり、実際に首都圏最安である。「物価が安いと感じられる」1位ではなく、「本当に物価が安い街」として、おそらく堂々の1位だろう。

ちなみに、上記ランキング3位の「東十条」は、十条の隣町。両駅の間は、人情芝居を上演する篠原演芸場も建つ有名な商店街などが繋いでいて、両者は東西に横並びとなっている。さらには、両駅とも、近年穴場の街として人気が集まっている「赤羽」の南隣り。そうしたうえで、今回のSUUMOのリリースは、多くのサイトなどでも紹介されているので、十条・東十条の知名度をおそらくはグンと上げてくれることだろう。

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