中古マンションを購入するメリット・デメリットは? 不動産のプロが徹底解説!(6/7ページ)
菅 正秀
2017/11/02
中古マンションと新築マンション、どっちがおすすめ?
新築マンションには新築マンションのよさがあり、中古マンションには中古マンションのよさがあります。
ですが、もし、ほしいマンションのイメージが固まっていて、いろいろ比べてみて、納得のうえ購入したいのであれば、中古マンションをおすすめします。
中古マンションの物件数の多さや、リフォーム・リノベーションの自由度を考えると、理想の生活により近づけるのは、中古マンションのほうに軍配が上がりそうです。
想像してみてください。
あなたの住みたい地域で、住んでみたいマンションを選び、自分の必要な設備に入れ替え、自分の使い勝手に合わせたリフォームして、そこで憧れのライフスタイルを満喫する…。
なんだかワクワクしてきませんか?
中古マンションを買うならここに注意
さて、あなたが実際に中古マンション探しを始める前に、注意しておいてほしいことお伝えしてこのコラムを締めくくりましょう。注意点は4点あります。
<注意点1>マンションの管理規約・使用細則を確認する
新築・中古にかかわらず、マンションにはそのマンションだけに適用されるローカルルールがあります。これは、多数の人間が互いに快適に暮らすためには必須になります。
専有部分の用途、ゴミ出し、リフォーム、駐車場・駐輪場の使い方、ペット飼育や楽器の使用ルール等、細かく決まっていますので把握しておきましょう。
<注意2>耐震性のチェック
建物を建築するためには、一定の耐震基準をクリアしなければなりません。建築されたのがいつかによって、その耐震基準が違っています。
昭和56年 6月1日以降に建築着手した物件には、新しい耐震基準が適用されています。購入を検討する中古マンションが新耐震基準に適合しているのかどうか確認しましょう。
この記事を書いた人
株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント
宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。