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中古マンションは本当におすすめ?

中古マンションを購入するメリット・デメリットは? 不動産のプロが徹底解説!(3/7ページ)

菅 正秀菅 正秀

2017/11/02

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<メリット3>新築に比べて立地がいいものが多い

不動産と言われる通り、土地は動かすことができません。また新たに造ることもできません。いい土地は早い者勝ちで埋まってしまいます。

ですから、人気のある住宅地ほど、築年数の古いマンションは新築や築浅の物件に比べて、駅前の便利な立地や地盤のいいエリアにあるものが多く、よい立地条件を備えているという特徴があります。

立地条件は、将来売却することがあるときに物件の価格に大きく影響します。

<メリット4>実物を見学できる
新築の場合、まだ完成していない物件を、モデルルームを見て購入するパターンがほとんどです。そのため、いざ内見してみたら、「思っていたのと違う!」というケースが実際にあります。

これに対して、中古マンションの場合は、当然、すでに完成しているので、どのような部屋なのか、自分の目で見て確かめることができます。

マンションの管理状況、窓から見える眺望や通風、採光など、気になるポイントを購入前に確認できます。

自分の目で見て、納得して購入できるのが、中古マンションのいいところなのです。

<メリット5>リフォームして、自分の好みの住環境がつくれる


(c) kitsune – Fotolia

新築マンションは、最新の設備や機能、サービスがついていて、豪華なパンフレットを見ていると心を奪われますよね。でも、それらのものは、あなたにとって本当に必要なものなのでしょうか?

最近は、中古マンションを安く買って、自分なりに部屋を一新してしまうリノベーション志向の人もいらっしゃいます。

マンションは、構造上、現状の内装、間取りをすべて取り払って、まったく新しい部屋にリボーンさせることも可能です。もちろん、そこまでしなくても、設備を自分好みに変える、内装や間取りを変更することで、あなたの思い通りの部屋をつくる楽しみもあります。

銀行も購入資金にプラスして、リフォーム資金も一括して住宅ローンとして融資してくれるようになりました。

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この記事を書いた人

株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。

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