資金計画から物件選びまで。中古マンション購入で、絶対に後悔しないための120のチェックリスト(1/7ページ)
菅 正秀
2017/06/13
「実際に部屋を見てから購入できる」というメリットを生かそう
中古マンションは新築マンションと違って、購入する際にその部屋を実際に見ることができるのが大きなメリットです。
売り主から住み心地や部屋の状態について話を聞くこともできますし、完成してしばらく経っているので、建物にトラブルがあれば改善されているケースもあります。
また、「マンションは管理を買え」は金言として知られていますが、新築マンションは完成前に購入することになるため、日々の管理やメンテナンスなどが、どの程度の実効性を持ってなされるのか判断がつきません。その点、中古マンションなら管理の実態を把握することが可能です。
このように中古マンションは、購入前に事前確認できる点が数多くあります。チェックすべきポイントを学び、労力さえ惜しまなければ、新築よりも後悔のない物件選びができるのです。
ここでは、
・不動産会社への依頼
・間取り・広さ・リフォーム性
・設備・共用部分
・耐震性・長期修繕計画
・立地
・管理
・資金計画
という7つの柱を基に、中古マンション購入にあたって注意すべきポイントを見ていきましょう。
120のチェックリストをダウンロードしてみよう
具体的な解説に入る前に、中古マンション購入で後悔しないための「120のチェックリスト」をPDFファイルにまとめましたので、ダウンロードしてぜひ活用してください。
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後悔しないための120のチェックリスト
チェックリストのなかには、個人で調べるのには少し手間のかかるものもあります。その場合、リスクを回避するための〝必要経費〟と考えて、住宅のプロに調査を依頼するというのも一考です。
この記事を書いた人
株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント
宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。