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購入を決める前に絶対に知っておきたいこと

収入と返済能力があっても借りられない? 中古住宅購入で住宅ローンが使えない4つのパターン(1/4ページ)

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中古住宅の購入を検討する人が増えている

土地価格や建築費の上昇によって、新築物件の価格が高騰しています。そのため、中古住宅に注目が集まっているようです。

中古住宅を新築住宅以上におしゃれで機能的にリフォームした、「リノベーション物件」が人気を呼んだこともあって、中古住宅の購入を検討する人が増えているのです。

ちなみに、リノベーションとは、リフォームの一種で、中古住宅に新築時以上の性能を持たせて改修することを言います。現在は、リフォーム費用も合わせて借り入れできる住宅ローンがあるので、中古住宅を購入してリフォームしようと考えている場合には、購入と同時にリフォームを行なってしまえば、住宅の購入代金とリフォーム代金を合わせて住宅ローンで借り入れすることができます。

住宅ローンを借りるためには、一定の収入と返済能力が必要なことは多くの人がご存知でしょう。ですが、収入と返済能力があっても住宅ローンを借りることができないケースがあるのをご存知でしょうか?

それが、「住宅ローンを利用できない中古住宅」です。

なぜ住宅ローンが利用できないの?

金融機関が住宅ローンの融資を行なう際には、「人」と「物件」に対して審査をします。

「人」に対する審査は、住宅ローンを申し込んだ人の収入や勤務先、ほかで借り入れをしていないかなど、その人が住宅ローンを滞りなく返済していけるかどうかを審査するものです。

一方、「物件」に対する審査は、その物件にお金を貸し出すだけの価値があるかどうかを審査するものです。

住宅ローンは、融資を受ける人が購入する物件(土地・建物)を担保にして貸し出されます。簡単に言ってしまえば、融資を受けた人がローンを返済できなくなってしまった場合、金融機関がその物件を売却して、代金をローンの返済に充てるということです。

ところが、なかには金融機関が担保価値を認めず、融資の申込者の返済能力に問題がなくても、住宅ローンを貸し出してもらえないケースがあるのです。

「金融機関が担保価値を認めない」ということは、売却しようとしても買い手がつかない、もしくは売却できたとしても融資を回収できないと判断されたということです。

家を資産と考えるのであれば、住宅ローンの融資を受けられない物件は購入すべきではないと言えるでしょう。

では、そうした住宅ローンの融資を受けられない物件とはどんなものなのでしょうか。

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この記事を書いた人

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