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マンション売却を成功させるために大切なこと

マンション売却に強い不動産会社の選び方と知っておくべき業界の4つの仕組み(6/6ページ)

菅 正秀菅 正秀

2017/05/09

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不動産会社の販売活動はこうしてチェックする

では、具体的にどのようにして不動産会社の販売活をチェックすればいいのでしょうか? いくつかのポイントがありますので、最後にご紹介しておきましょう。

(1)実際に購入希望者を内覧に連れてきたかどうか

媒介契約時にアピールしたほど内覧に購入希望者を連れてきたかどうかチェックしてください。

(2)専任媒介であれば、レインズに物件情報が載っているか、載っていても商談中になっていないか確認する

以前は、個人の売り主がレインズを見ることはできませんでしたが、いまは、個人売り主が自分のマンションがレインズに登録されているかどうかを自分で見ることができるようになりました。

(例)近畿レインズ http://www.kinkireins.or.jp/sell_request/

レインズへの登録が完了したら、担当営業マンから報告と説明がありますので、不審に感じたときには必ず自分の目でチェックするようにしましょう。

(3)「売主報告書」の記載内容をよく読み、検証する

専任媒介の場合、販売活動について売り主に報告をする義務があると申し上げましたが、多くの不動産会社は「売主報告書」を提出しています。ですから、そこに記載されている活動内容をよく読み、疑問があれば担当営業マンに聞くことです。

また、記載内容通りの販売活動が行なわれているか、チラシやポータルサイトの掲載内容を確認することも大切です。

違うと感じたら不動産会社を変えることも考える
マンション売却のポイントは、あなた自身が相場や業界の仕組みを知った上で、信頼できる不動産会社の信頼できる担当営業マンと2人3脚で活動することが必要です。

あなたが「司令塔」で担当営業マンが「実務担当」の相棒というイメージで考えていただくとわかりやすいでしょう。そして、イメージ通りでないなと感じたら、不動産会社を変えることも考えてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。

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