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新婚カップルの新居探しは借りる派?買う派?

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新婚カップルは幸せいっぱいなものですが、経済的には苦しんでいる場合もあります。実際には経済的な問題が原因で結婚に踏み切れないケースもあるようです。このため結婚件数は減少が続いていましたが、最近になって内閣府は「結婚新生活支援事業費補助金」制度を発表しました。

これは夫婦の1年間の合計所得が300万円未満の世帯に、結婚に伴う住居費や引っ越し費用などを最大18万円支援する、というもの。必要な財源は国と自治体で負担する仕組みで、名乗り出た市町村に国が補助金を出すそうです。長い人生のすべてをカバーしてくれるわけではありませんが、少しでも結婚の弾みになってくれるといいですね。

新婚カップルの家として考えられるのは、賃貸物件、分譲マンション、一戸建ての購入、新居の建築に分けられます。借りるか、買うか、それとも建てるか。「ゼクシィ新生活準備調査2010」によれば、約63%の新婚カップルが賃貸で準備しているそうです。

とりあえずの新居として賃貸を選んでいる、という場合が多いようですね。若い新婚さんの場合は、転勤や転職をする可能性もありますし、子供が生まれたら新しい部屋も必要になります。将来の生活の変化に備えて、とりあえず賃貸を選ぶのでしょう。もちろん、安い賃貸に住む間にお金を貯めて、将来は自分達の家を購入したい、と思っている人達もいると思います。

賃貸は安いだけでなく、入居までの期間が短くて済み、住み替えも簡単なのがメリットです。さらに購入物件とは違い、メンテナンスが必要ないことも大きな利点でしょう。間取りをいじったり、内装を自由に変えられないことさえ我慢すれば、多くのカップルにとって魅力的な選択肢でしょう。

これに対し、「家賃がもったいない」と考える人は、結婚を機に家の購入を考える場合が多いようです。購入の場合は持ち家の充実感を味わえますし、改装も自由になります。ただし、2人にある程度貯蓄があるか、親からの援助がないとローンがきつくなりますし、メンテナンス費用や税金のことも考えなければなりません。

一から家を建てるとなると、さらにハードルは高くなります。土地を用意することから始めて、家の計画まで立てなければなりません。その代わり、間取りからインテリアまで自分好みにできますし、資産価値も高まります。実際には、親から土地を譲渡されたりした人が選ぶことが多い選択肢となるようです。

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この記事を書いた人

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