ロボットセラピーとは？ペットロボットの魅力
2020/01/07
昨年の11月、こんなリュースがありました。阪神西宮駅に隣接する「エビスタ西宮」内に、なんと「AIロボットが接客する完全無人のカフェ」が、3ヶ月限定でオープンしたのです！「ロボットだけなんて大丈夫なの？接客はどうするの？」と思いますよね。
AIロボットの頭にカメラがついていて、お客さんの性別や年齢、表情を見分けるそうです。お客さんにあった適切な会話をして、やりとりの経験から接客能力もあげていくそう・・・。タブレット画面には顔がついていて、親しみもわくようになっています。掃除機ロボットなども主流になっている今、ロボットは我々の身近な存在になっているようです。今回は、「癒し」をくれるペットロボットについてご紹介します！
生きている動物とふれあうことで癒される、「アニマルセラピー」は有名だよね。
「アニマルセラピー」とは
動物と触れ合いコミュニケーションをとることで、楽しみや安らぎ、癒しを与えてくれる。ストレスが軽減される効果が確認されている。
「アニマルセラピー」を受けたくても、アレルギーを持っている人は、動物に触れないよね
様々な理由で動物の飼育が困難な人におすすめなのが、「ロボットセラピー」
ロボットの中には、アニマルセラピーと同様の効果があることが確認されているものがある。
介護老人保健施設で活躍！
メンタルコミットロボット「パロ」
タテゴトアザラシの赤ちゃんを模したロボット！多数のセンサーや人工知能がついていて、人の呼びかけに反応する。触ったり撫でたりすると喜び、感情表現が豊か。動物らしい動きを見せることで人を癒してくれる。
介護老人保健施設で実際に利用されて、鬱状態の改善やストレスが軽減されていることが確認できた。日本以外の国でも活用されており、世界中の医療や介護の現場で広がっているそうだ。
詳しくは、大和ハウス工業株式会社HPをご覧ください。
ペットロボットのメリットは？
アレルギー・噛み付いたりひっかくなどの危険性がない
おもちゃ扱いなのでペット不可の物件や施設でも所有することができる
散歩や食事などの世話をしなくてよい
旅行などで家を空けても問題がない
ペットロボットによっては、癒し以外の便利な機能がついていることもある
ペットロボットと触れ合うことでセラピー効果が期待できる
継続的に続く動物の飼育費用よりも経済的であることが多い（一度購入すれば、電気代・修理費用以外はお金がかからない）
導入のハードルが低い（飽きたり、あわなければ電源を切っておけばいい）
ペットロボットのデメリットは？
ペットロボット自体の値段が高い
動物に比べると、親近感を感じづらい
ペットロボットによっては、動きや行動パターンに限界があるため飽きてしまうこともある
修理サービスの期限が終了すると不具合や故障に対処できないこともある
充電や電池交換が必要になる
LOVOT（ラボット）
今、話題のロボットペット。動物を模しているわけではないので、独自のキャラクターとして自然に受け入れられるロボットペットだ。名前を呼ぶと近寄ってきて、自分のことをなでたりかわいがってくれる人を好きになるロボット。全身も動物のような柔らかさ、温かさが備わっている。2体飼っている場合、他の子がかわいがられているのを見るともう一方も嫉妬して甘えてくるなど、ロボットとは思えない反応を見せる。一日が終わると一人でに充電器に戻っていく。さらに便利なのが、「見守り機能」。家主が留守中のときは、室内の様子を観察してくれる。人などを検知すると撮影して家主に報告してくれる。
Palmi（パルミー）
見た目は、二足歩行するロボットらしいロボット。共に生活することによって成長し、個性が備わる。会話も自然にできる。Googleカレンダーと同期ができるため、スケジュールや新着メールを読み上げてくれる機能も。そのほかにも伝言や、写真撮影も可能！話し相手だけではなく機能性にも優れている。
いかがでしたか？最先端の技術を用いたペットロボットともなると、やはり値段が高いと感じるかもしれません。ただ、動物を飼育すると継続的にお金はかかります。飼い主が病気などで飼育できなくなってしまったときなどのリスクも懸念されます。そんなときペットロボットなら動物を飼育するより、気持ち的には気軽に購入することができるかもしれません。またペットロボットなら、ペット飼育可のお部屋でなくても飼育できるのでその点でも安心です！
（絵・文／ながれだあかね）
この記事を書いた人
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