中古マンションを買ってリフォームするときのお得な住宅ローンの組み方は?(6/6ページ)
横山晴美
2017/08/31
【フラット35】を利用するときはここに注意しよう
中古マンションの購入であっても、【フラット35】を利用することは可能ですし、リフォーム一体型の【フラット35】もあります。
しかし、【フラット35】の融資を受けるには、住宅の耐久性や品質についての厳しい技術基準をクリアしなければなりません。
【フラット35】のサイトでは、物件審査に合格している中古マンションを検索することができるので、検索して、意中の中古マンションが掲載されていれば、心配は不要です。
ただし、そこに載っていない中古マンションの場合は、新たに物件検査を受けて適合物件であることを証明する必要がありますので注意しましょう。
これまで見てきたように、「中古マンション購入+リフォーム」という選択肢を加えると、物件探しの幅が広がります。さらに、中古マンションを購入する際に、物件価格だけでなく、リフォーム費用も込みで住宅ローンを借りることができれば、初期経費はかかるかもしれませんが、トータルコストは低く抑えることができます。
「中古マンション+リフォーム」という購入方法を積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
ライフプラン応援事務所代表
ファイナンシャルプランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー。企業に属さない独立系FPとして、2013年ライフプラン応援事務所を立ち上げて以降、住宅相談を専門に扱う。マイホーム相談では保険見直し、教育費、退職後プランなど総合的な視点で資金計画、および返済計画を考案。相談業務のほか、セミナー講師、執筆業など情報発信、啓蒙活動にも力を入れている。 「自分の家計は自分で守る」をモットーに、丁寧でわかりやすい面談が好評。 また、給付金や控除など、消費者のための制度を調べるのが得意で、「ここが使いにくい」「誰のための制度なのか」などとケチをつけるのが好き。