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火災保険のお得な加入方法は?

マンションの火災保険、保険料を抑えて必要な補償を確保する方法は?(3/7ページ)

横山晴美横山晴美

2017/08/29

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マンションで起こる損害リスクと必要な補償内容は?

火災保険の補償内容と事故の具体例についてはおわかりいただけたでしょうか。

では、それらのうち、マンションにとって必要度の高いものはどれなのでしょうか。必要度が低いとされる水災以外の補償について検証してみましょう。

(1)火災・落雷、破裂・爆発

マンションでは一戸建てと比較して火災のリスク自体は低いかもしれません。しかし、もし自室から出火した場合は隣接する部屋への被害は免れないでしょう。その意味では一戸建て以上に、いったん火災が起きてしまったときのリスクは高いかもしれません。

(2)風災・ひょう災・雪災

マンションの建物自体は強風や豪雪の被害に強いかもしれません。しかし、これらの強風により窓ガラスが割れ、家財が被害を受ける可能性はあります。

(3)水ぬれ、外部からの物体落下など、騒じょう

排水設備に生じた事故等による水漏れ発生の可能性は、一戸建てと変わらないでしょう。ただし、一戸建てと違い、マンションの場合は下の階の住居・家財に損害を与えてしまうことがありますので、補償があるといいでしょう。

(4)盗難

オートロックや管理人の目など、セキュリティがしっかりしていれば盗難の恐れは少ないかもしれません。ただ、低層階の場合、ベランダからの侵入という可能性もあるので高層階に比べるとリスクは高くなります。状況に応じて必要性を判断してください。

(5)破損・汚損など

こちらは、偶然の事故による破損等の損害を補償するものです。一戸建て・マンションのよるリスクの差はないと考えられますので、個々の考え方に応じて選択することをおすすめします。

次ページ ▶︎ | その他にもさまざまなオプションがある

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この記事を書いた人

ライフプラン応援事務所代表

ファイナンシャルプランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー。企業に属さない独立系FPとして、2013年ライフプラン応援事務所を立ち上げて以降、住宅相談を専門に扱う。マイホーム相談では保険見直し、教育費、退職後プランなど総合的な視点で資金計画、および返済計画を考案。相談業務のほか、セミナー講師、執筆業など情報発信、啓蒙活動にも力を入れている。 「自分の家計は自分で守る」をモットーに、丁寧でわかりやすい面談が好評。 また、給付金や控除など、消費者のための制度を調べるのが得意で、「ここが使いにくい」「誰のための制度なのか」などとケチをつけるのが好き。

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