農業も盛んなベッドタウン、「商都」船橋市

■比較的若い世代が多い地域

千葉県船橋市は千葉県北西部に位置する中核市です。東京都と千葉市のちょうど中間に位置しています。人口は千葉市に次いで千葉県内で2番目に多い約62万人を擁しており、東京のベッドタウンとして発展してきました。

東京まで電車で27分、千葉市まで20分で出ることができ、市内には9つの鉄道路線が乗り入れています。面積は85.62㎢と、東京都葛飾区（34.80㎢）の2倍以上の広さがあります。

北部には農地もあり、南部には商業施設や工場が多いですが、中部では住宅地が開発されています。米やニンジン、梨などの栽培が有名な地域でもあります。船橋市には979戸の農家があります。

生産年齢人口率（15～64歳）は63.5%、老年人口率（65歳以上）は23.1％となっています。全国平均は26.7％なので（平成28年）、比較的若い世代が多い地域だと言えるでしょう。

■観光スポットも充実した「商都船橋」

船橋市は「県都千葉」に対して「商都船橋」と言われるほど商業が盛んでもあります。大型のショッピングセンターが数多く進出しており、船橋駅周辺だけでも30件を超える衣料品店があります。

市内には観光スポットも充実しており、中でもふなばしアンデルセン公園は東京ドーム6個分の広さを持つ公園であり、ディズニーランドなどと並ぶ人気テーマパーク。子どもが楽しめる遊具等もたくさんあります。

船橋市内には公園も多く、ふなばし三番瀬（さんばんぜ）海浜公園は潮干狩りができることで有名です。「ふなっしーお守り」がある二宮神社など、歴史ある神社仏閣も多く、史跡巡りなども楽しめます。

■様々な子育て支援事業も盛ん

船橋市では子育て支援制度が充実しています。手当・助成金としては、児童手当、子ども医療費助成、ひとり親家庭への支援の他、保育所に通う子どもへの補助金などがあります。小規模保育事業や事業所内保育事業なども盛んなようです。また、「2・3歳ぽかぽか広場」などの子育て支援イベントも開催されています。

■待機児童数ワースト2位の激戦区

船橋市は待機児童数千葉県内ワースト2位で、平成28年は203名となっています。東京都の場合は世田谷区が1198名、江戸川区には397名いるのでまだましだと言えますが、保活は早めに行うに越したことはないでしょう。なお、船橋市内には44の私立幼稚園がありますが、公立の幼稚園はありません。

■賃貸物件が豊富な本町・前原地区

船橋市では賃貸物件が豊富で、特に本町地区と前原地区で見付けやすくなっています。例えば本町地区の賃貸マンションは家賃6万円～8万円前後、前原地区の賃貸アパートは家賃4万円～6万円が相場。本町地区は1K前後で築3年～20年前後、前原地区は1K前後で築25年以下の物件が多くあります。

前原地区では、6万円～10万円前後で一戸建てを借りることもできます。本町地区では最寄り駅まで徒歩7分、前原地区では徒歩15分というアクセス良好な物件が目立ちます。

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