「面会交流」元夫と関わりたくない…そんなときは第三者機関の利用を 〜共同養育コンサルタントしばはし 聡子コラム〜(1/3ページ)
しばはし聡子
2018/10/19
イメージ/123RF
子連れ離婚の際に決めることというと、なにを思い浮かべますか。親権、養育費は真っ先に出て来やすいですが、もう一つ子どもにとって大事な取り決め、それは「面会交流」です。
頻度や時間など取り決めはさまざまですし、なかには取り決めをせずに離婚しているご家庭もありますが、面会交流は離婚しても子どもが両親から愛情を受けて育つための大切な権利です。しかしながら、こじれた元夫と離婚後も連絡を取らなくてはいけないのか…、と離婚前から腰が引けている方もいるのではないでしょうか。
子どもが嫌がっているから会わせたくない、再婚することを考えると今のうちに父親との関係を終わらせたい、元夫には会わせるのは子どもにとってよくないことだ、などというママもいるかもしれません。
または、子どものために会わせるつもりがあったり会わせなくてはいけないとは思っていても、場所や日時をメールのやりとりをするだけで揉めることが目に見えて、後ろ向きになってしまうというママもいるでしょう。
離婚をして夫婦において夫ではなくなっても、子どもにとっては父親であることは変わりません。本来は、離婚前に夫婦の感情と親子関係を切り分け、離婚後の親同士の関係の再構築をめざすことが大切ですが、離婚するほどの不仲なのですから、どうしてもやりとりすることが難しいこともありえますよね。
そんな時、面会交流の仲介のサポートしてくれる「第三者機関」というサポート機関があるのをご存知ですか。どのような機関でどのようなサポートをしてくれるのかみていきましょう。
この記事を書いた人
一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント
1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️