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住宅供給で中小建設業(大工・工務店等含む)が全体の4分3を占めています

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■デフレや技術革新による価格競争の激化が影響する事

 

これは建築業界だけではありませんが、価格競争の激化は沢山の業界に悪影響を及ぼしている部分があります。価格競争自体は悪い事ではありません。但し、限度があります。

 

正常な競争を超えた「価格競争」では、何が起きているかご存知ですか?材料の品質を落とし、材料の数量を落とし、運搬費を落とし、職人の人数を落とし、職人の手間賃を落とす。

 

建築業界の仕事は、お客さんから貰った「代金」の全てが利益ではありません。どんな仕事でも「材料・運搬・施工等」の費用がかかります。という事は、おのずと限界があるわけです。

 

ましてや、建築業界を支えている主要な会社は「中小企業」です。

 

※現在の建築工事の受注割合~(住宅供給総戸数に於ける割合・戸建、アパート等の小規模な住宅)

  • 大手建設業者(ハウスメーカー等含む)・・・約25%
  • 中小建設業(大工・工務店等含む)・・・・・約75%

大企業に比べて、中小企業は内部留保も少なく危機的な状況に敏感に影響がでます。デフレや価格競争の影響も、中小企業の方が深刻です。

 

その上、この業界を支えているのは「上記のように中小企業」です。中小企業が危機に面していくほど、この業界の存続が危ぶまれていくのです。

 

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