中古マンションを買ってリフォームするときのお得な住宅ローンの組み方は?(2/6ページ)
横山晴美
2017/08/31
リフォーム費用は住宅ローンで借りるのがおすすめ
「住宅ローンの借入額をできるだけ抑えたいのでリフォームは後でいい」
「最初からリフォーム済みの中古マンションを購入すればいいのではないか」
と考える人もいます。
ですが、「中古マンション購入と同時にリフォームを行なうこと」と「住宅ローンにリフォーム費用を組み込むこと」には、知られざるメリットがあるのです。どのようなメリットがあるのか、具体的にご紹介しましょう。
中古マンション購入と同時にリフォームするメリットは?
リフォーム済みの中古マンションを購入する場合と、中古マンションを自分でリフォームする場合では、どちらにメリットがあるのでしょうか。
自分でリフォームする場合、不動産会社やリフォーム業者、さらには金融機関のやりとりを並行して進めなくてはならないので大変かもしれません。ですが、費用的には自分でリフォームしたほうがお得といえるでしょう。
なぜなら、売却前にリフォームをすませた中古マンションは、かかったリフォーム費用だけでなく、「リフォーム済み物件」という付加価値、言い換えれば「リフォームによって得られた“美しさ”」の分も価格に上乗せされてしまうからです。それならば、低い価格で購入して、自分でリフォームしたほうが経済的でしょう。
また、購入と同時のリフォームであれば、自分好みにカスタマイズできるため、住宅購入の満足度は高くなるでしょう。予算に合わせてリフォームできる点も重要です。
さらに、自分でリフォームした場合、リフォーム部分の耐久年数も把握できるため、将来の修繕やリフォームの計画も立てやすいといえます。
この記事を書いた人
ライフプラン応援事務所代表
ファイナンシャルプランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー。企業に属さない独立系FPとして、2013年ライフプラン応援事務所を立ち上げて以降、住宅相談を専門に扱う。マイホーム相談では保険見直し、教育費、退職後プランなど総合的な視点で資金計画、および返済計画を考案。相談業務のほか、セミナー講師、執筆業など情報発信、啓蒙活動にも力を入れている。 「自分の家計は自分で守る」をモットーに、丁寧でわかりやすい面談が好評。 また、給付金や控除など、消費者のための制度を調べるのが得意で、「ここが使いにくい」「誰のための制度なのか」などとケチをつけるのが好き。