知らないとマズイ! 中古マンションにかかる仲介手数料とは? そのカラクリまで徹底解説(5/5ページ)
斎藤 岳志
2017/08/24
仲介手数料についてチェックしておくべきポイントは?
ここまでお伝えしてきたように、仲介手数料は上限が決まっているだけで、上限さえ越えなければいくらでなければならないといけないルールはありません。
仲介手数料は、取引を円滑に取り持ってくれたことへの対価として支払うお金ですから、上限額であっても半額であっても、その金額に見合ったサービスを受けたと納得できるかどうかが大切と言えるでしょう。
繰り返しになりますが、中古マンション探しで理想の住まいと出会えるかどうかは、営業マンのモチベーションと手腕にかかっていると言えます。
担当の営業マンがどこまであなたのために動いてくれるか、どこまであなたの意向をくみ取りながら丁寧に手続きを進めてくれるかを、しっかり見きわめたいところです。
人生のなかで、マンションを売買するという経験は何度もあるものではありません。人生で最大の買い物のパートナーとしてふさわしいかどうか、じっくり話をして確かめてください。
もし、やり取りをするなかで違和感を抱き、信用できないと感じることがあれば、その営業マンはもちろんのこと、その営業マンがすすめてきたマンションとも縁がなかったのだと気持ちを切り替えて、すぐに別の担当者を探しましょう。
中古マンション探しの成否は、営業マンとの出会いで決まります。あなたのために真剣に動いてくれる営業マンを見つけて、理想の住まいとの出会いを実現していただきたいと思います。
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この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。