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「こんなはずじゃなかった!」とならないために

中古マンション購入で失敗! ありがちな5つのケースと注意点をプロが解説(5/5ページ)

菅 正秀菅 正秀

2017/05/30

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ご近所づきあいが心配な人は…

最後に、マンション購入後のご近所づきあいについて触れておきましょう。

類似の記事では、「部屋の上下の住人のことや、マンションの住人ことを調べなさい」といったことを書いておられる評論家の先生もいらっしゃいます。

しかし、長年、不動産営業の現場で働いてきた私の実感からすると、実際にそこまでするのはハードルが高いです。ご近所で聞き込みをするといっても、個人情報保護の流れもありますし、聞かれたほうもご近所のことは答えづらいものです。

仲介の不動産会社もそこまでの調査能力はありません。彼らは不動産販売のプロですが興信所ではないのです。

ご近所づきあいは、どこに住んでもあるものです。どうしても心配という方には、まずはそのマンションに賃貸で住んでみられることをおすすめします。

以上、中古マンション購入で後悔しないために、「中古マンション購入の失敗」の定型的なケースとその対策をご紹介しました。ここでご紹介した注意点を参考にしていただいて、理想のマンションライフを実現してください。

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この記事を書いた人

株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。

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