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「私も面会交流に後ろ向きだった」 離婚後の子育てで悩んでいるママへ伝えたい共同養育のこと(1/7ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2018/05/31

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離婚した後の呼び名は「ひとり親」。

当たり前に受け入れているこの言葉、よく考えてみるとおかしいと思いませんか? 死別でなければ離婚しても両親はいます。夫婦が離婚したら何故ひとり親になってしまうのでしょうか?

この疑問に真正面から向き合う共同養育コンサルタントしばはし聡子さんにお話を伺いました。

──しばはしさんが「共同養育コンサルタント」を開始されたきっかけは?

しばはしさん:

きっかけは私自身の経験です。私は、子どもが小学校4年生のときに別居し、半年ほど調停を重ねて離婚しました。子どもはもう状況を理解できる年齢でした。ずっと仲が悪い夫婦関係ではなく、突然起こった別居だったうえに、あっという間に半年で別居から離婚ということになってしまったので、子どもにとっては突然の大事件に巻き込まれてしまったというような状態でした。

調停中は弁護士がいるので相手方と直接やり取りをしないで済みましたが、離婚が成立して弁護士がいなくなった後、子どもの面会交流で夫と直接連絡を取り合わなくてはいけないことに拒絶反応があり、大変なストレスでしたね。

──面会交流を求められる、もともと子煩悩なお父さまだったのですね。

しばはしさん:

忙しくも、お父さんとしては満点でした。子どももお父さんのことを大好きでした。

しかし、私は元夫から直接メールが来ると恐怖を感じ、返事をしたくないので、メールに返事をせずに捨ててしまうこともありました。

子どもも小学校4年生ともなると、状況を見極めて言葉を選んで上手に対応していました。私の顔色を見て会いたいとは言わずに、「会っても会わなくてもどちらでも良いよ」と言ったことを、私都合に解釈して「子どもが会いたくないと言っています」というような閉ざした対応をしていました。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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