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それぞれのメリット・デメリットは?

マンションの売却方法、仲介と買取はどちらがおすすめ?【5つのチェックポイントつき】(1/4ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2017/08/23

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マンションの売却方法は「仲介」と「買取」がある


© naka – Fotolia

マンションを売りたいと思ったら、まずは皆さんどうしようと考えますか? おそらく、ほぼ全員の人が「不動産会社に相談する」と答えると思います。

物が物だけに、自分たちで買い手を見つけてきて売ってしまおうと考える人はほとんどいないのではないでしょうか。

不動産会社へ相談に行くと、「いくらで売りたいのか」「いつまでに売りたいのか」といった売却希望価格や売却時期について聞かれますが、それと同時に、「どのように売却するか」という売却の方法も大切なポイントになります。

マンションを売却する方法には、「仲介」と「買取」のふたつがあります。それぞれ、どんな方法なのかを簡単に説明すると、

仲介=不動産会社に、購入希望者探しをお願いする

買取=不動産会社に、マンションを買ってもらう

ということになります。

それぞれの方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。まず始めに、仲介と買取のそれぞれについて、マンション売却までの流れをご説明します。

仲介で売却する場合の流れは?

仲介で売却する場合、まず、不動産会社にマンションの売却価格を査定してもらいます。周辺相場や築年数、間取りなどを見て、「これくらいで売れるだろう」という査定価格を出してもらうのです。

この査定価格に納得できたら、不動産会社との間で「媒介契約」を交わします。これは、不動産会社にマンションの購入希望者探しを依頼するための契約で、詳しくは後述しますが、大きく「専任媒介」と「一般媒介」の2パターンがあります(専任媒介契約は、「専任媒介」と「専属選任媒介」の2種類がありますが、ここではふれません)。

媒介契約を結ぶと、不動産会社はマンションの物件情報を不動産会社間のネットワーク(「レインズ」といいます)に登録したり、ポータルサイトへ広告を出したり、チラシをまいたりといった販売活動を始めます。

広告を見た購入希望者が現われて商談がまとまれば、売買契約を結び、売買代金の決済と物件の引き渡しを行なって手続きは終了です。

ちなみに、購入希望者が現れるまでは、ひたすら待つしかありません。購入希望者が現れてからも、手続きなどを考えると、売却が完了するまでに早くても2~3週間はかかると思ってください。

次ページ ▶︎ | 専任媒介と一般媒介の違いは? 

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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