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失敗した人の9割は「もっと調べればよかった」と思っている!?

資金計画から物件選びまで。中古マンション購入で、絶対に後悔しないための120のチェックリスト(2/7ページ)

菅 正秀菅 正秀

2017/06/13

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「不動産会社への依頼」で注意すべきポイント

中古マンションを探すときは、インターネットの不動産ポータルサイトを利用する、不動産会社を訪問して紹介してもらうといった方法があります。

いずれの方法で探すにしても、理想の物件と出会うために大切なのは、信頼できる不動産会社を見つけることです。しかし、ポータルサイトで情報を見たり、街中で会社の外観を見たりしても、どんな不動産会社なのかわかりません。

また、不動産会社選びと同様に重要なのが営業マンとの出会いです。

中古住宅選びの成否は、信頼できる営業マンと出会えるかどうかで決まるといっても過言ではありません。

では、信頼できる不動産会社、営業マンはどうやって見つければいいのでしょうか。

●契約を急がせる不動産会社に注意
まず、物件の見学後、契約を急がせるような不動産会社は注意したほうがいいでしょう。良心的な不動産会社であれば、お客さまのことを思って、条件の近いほかの物件も積極的に紹介してくれるはずです。

その際、あなた自身の希望が明確になっていないと、不動産会社のほうでも、どんな物件を探せばよいか迷ってしまいます。どれくらいの予算で、どんな立地や間取りを望んでいるかなど、希望の条件を営業マンにきちんと伝えられるように整理しておきましょう。

●わからないことはすぐ調べてくれるか?
また、建物などについての知識が豊富かどうかにも注意しましょう。チェックリストにあげた「間取り・広さ・リフォーム性」「設備・共用部分」などについて質問したときに、はっきりとした返答をもらえるかどうかを見ておきましょう。

もちろん、不動産会社としても、すべての物件について熟知しているわけではありませんから、わからないことはわからないとはっきり答えてくれることも必要です。そして、不明な点については小回りよく、すぐに調べてくれるかどうかが大切です。

特に「管理」の状況などは、自分で調べるのはなかなか大変です。不動産会社経由で問い合わせてもらったほうがいいでしょう。そうした際に嫌な顔をするようなところは、できれば避けたいところです。

マンション購入後に後悔した人の声としてよく聞くのは、「もっとよく調べてから決めればよかった」というものです。ある物件が価格に対してお買い得なのか割高なのかは、複数の物件を比較検討しないと判断つきませんし、その際には建物等の知識も必要になります。

それゆえに、信頼できる不動産会社選びが中古マンション選びの第一歩といえるのです。

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この記事を書いた人

株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。

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