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中古マンションのメリットと購入時の注意点は?

価格、立地が断然有利! いま新築より中古マンションを選ぶべき5つの理由(2/5ページ)

秋津智幸秋津智幸

2017/03/23

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いま新築マンションをおすすめできない理由

前述のように、さまざまな理由で新築マンションの価格は高騰しており、また、実際にマンションを建設しにくい環境でもあるため、マンションの建設戸数が減ってきています。

この状況のなか、マンションの購入を考えている方には、新築マンションはおすすめできません。

そのいちばんの理由は、やはり価格が高いことです。さらに、新築マンションはいつの時代でも新規販売のための「広告宣伝費」「人件費」がその価格に含まれています。

新築マンションの価格がいつでも中古マンションより高いのは、単に新しいというだけでなく、このイニシャルコストが乗っていることがひとつの原因です。しかも、いまは一層高い価格なので、新築マンションは格段に高い状況にあると言わざるを得ません。

次に、これも前述しましたが、新築マンションの建設戸数が減っているため、希望の立地に新築マンションを購入することがむずかしくなっています。

筆者は住宅を購入する際にいちばん重視すべきものは立地だと考えているため、立地に関しては、自分の希望を曲げてまで新築にこだわることはおすすめしません。不動産は簡単に購入できるものではありませんし、一度購入すると簡単には家を変えられないからです。

(関連記事)
マンションは「住み心地」で選んではいけない! その3つの理由とは?

このように価格が高騰している上に、希望の立地を選ぶことがむずかしいのが、いまの新築マンションですから、筆者がおすすめできないと申し上げたのもご理解いただけるのではないでしょうか。

ここまで、現在の不動産市況では新築マンションがおすすめできない理由をお話ししてきました。その一方で、中古マンションは新築マンションに比べてさまざまな理由で購入しやすくなっています。その5つの理由をあげてみましょう。

次ページ ▶︎ | <理由1> 中古のほうが立地に恵まれている

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この記事を書いた人

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント

公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、AFP、ファイナンシャルプランニング技能士2級。 神奈川県住宅供給公社にて、分譲マンション、一戸建・宅地分譲、高齢者住宅等の新規不動産販売部門に従事した後、同社賃貸部門にて賃貸物件の募集、管理業務に従事する。その後、不動産投資専門の仲介会社を経て、不動産コンサルタントとして独立。 現在は「不動産サポートオフィス」の代表コンサルタントとして、自宅の購入、不動産投資、住み替え、融資など多岐にわたる不動産に関する相談・コンサルティングを行なう。その他、不動産業者向けの研修や各種不動産セミナー講師、書籍、コラム等の執筆にも取り組んでいる。 主な著書に、「貯蓄のチカラ~30歳からのおカネの教科書」(朝日新聞出版)、「失敗ゼロにする不動産投資でお金を増やす!」「賃貸生活A to Z」(アスペクト)がある。

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