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中古マンションのメリットと購入時の注意点は?

価格、立地が断然有利! いま新築より中古マンションを選ぶべき5つの理由(3/5ページ)

秋津智幸秋津智幸

2017/03/23

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<理由1> 中古のほうが立地に恵まれている

国土交通省の統計では、昭和43年から平成27年までに約623万戸(供給戸数:竣工ベース)のマンションが供給され、新耐震基準のマンションだけでも約517万戸のマンションが建設されています。

これだけの数のマンションが、そのときの状況によるものの、建設しやすい場所から建築、販売しているのですから、中古マンションは比較的恵まれた立地に建っているものが多いと言えます。

このことから、タイミングにもよりますが、中古マンションのほうが希望の立地に見つけやすくなっています。

<理由2> 中古である分、新築と比べ価格が安い

中古マンションは、同じような立地、面積であれば、建物の築年が経過している分、価格は新築マンションよりも安くなります。

さらに、中古マンションではそのマンションの所有者である売り主が、個人である場合も多いため、その売り主の状況によっては価格交渉も可能です。運よく交渉がうまく成功すれば、相場よりも多少安い価格で購入できることもあります。

<理由3> 新築同様に住宅ローンを利用できる

一戸建てと比べ、マンションは鉄骨造や鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造が多く、金融機関の評価上でも耐用年数が長くなっています。

そのため、住宅ローンを利用する場合、築年が古くても新築と変わらない融資期間(返済期間)で融資を利用することができます。

もちろん、築年が30年以上の中古マンションになれば、住宅ローンの融資期間に制限が出てくることがありますが、築年が比較的浅い中古マンションであれば、住宅ローンを借りる上では新築マンションとほぼ差はありません。

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この記事を書いた人

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント

公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、AFP、ファイナンシャルプランニング技能士2級。 神奈川県住宅供給公社にて、分譲マンション、一戸建・宅地分譲、高齢者住宅等の新規不動産販売部門に従事した後、同社賃貸部門にて賃貸物件の募集、管理業務に従事する。その後、不動産投資専門の仲介会社を経て、不動産コンサルタントとして独立。 現在は「不動産サポートオフィス」の代表コンサルタントとして、自宅の購入、不動産投資、住み替え、融資など多岐にわたる不動産に関する相談・コンサルティングを行なう。その他、不動産業者向けの研修や各種不動産セミナー講師、書籍、コラム等の執筆にも取り組んでいる。 主な著書に、「貯蓄のチカラ~30歳からのおカネの教科書」(朝日新聞出版)、「失敗ゼロにする不動産投資でお金を増やす!」「賃貸生活A to Z」(アスペクト)がある。

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