ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

中古マンションのメリットと購入時の注意点は?

価格、立地が断然有利! いま新築より中古マンションを選ぶべき5つの理由(4/5ページ)

秋津智幸秋津智幸

2017/03/23

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

<理由4> 技術やバリエーションが増えリフォームしやすくなった

昨今は住宅リフォームの技術や素材の質も向上し、リフォーム向けの設備や商品も増えたことで、以前に比べてリフォームの自由度が高くなってきています。

もちろん、中古マンションに限らず、新築マンションでもリフォームすることはできますが、高い価格で購入したすべてが新しい新築マンションでは心理的にすぐにリフォームをしにくいと言えます。

さらに、理由1でお話ししたように、希望の立地で中古マンションを購入し、安く購入できた分で自分の好きなようにリフォームすれば、立地も間取りや設備も希望通りの家に住めるということになります。

<理由5> 実際の建物を見て購入できる

新築マンションを購入する場合、モデルルームを見学してイメージはできるものの、まだ建築中の物件を購入(契約)するため、完成後にイメージが違ったということもあり得ます。

一方、中古マンションは完成済みの物件を購入することから、共用部分や居室などすべて実際のものを見て購入することができるので、想像と違ったという心配はありません。

(関連記事)
中古住宅探しで営業マンや売り主に聞いておかないと後悔する15のリスト

新築マンションが水面下で値引きされる?

高く価格を設定しすぎたマンションは、売れ残れば、値引きされます。これは、バブル経済の崩壊以降も何度か繰り返されてきたことです。

そのため、これから高くなりすぎた新築マンションが水面下で値下げされるのではないかという質問を何人かのお客さまから受けました。

ですが、値引きされるのは、あくまで売れ残りの物件ですから、果たして希望の物件、人気の物件が値下がりするのかはわかりません。

また、値引きと言っても、完成後しばらく経ってから、その時点の適正価格になるので、そのとき新たに発売された新築マンションと同じ程度か、やや下回るぐらいです。

したがって、新築マンションの値下げにはあまり期待せず、自分がほしいときに、ほしい物件でたまたま値下がりしていたら、ツイていたと考えるぐらいでいいのではないかと思います。

次ページ ▶︎ | 中古マンション購入時に注意すべき点は?

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント

公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、AFP、ファイナンシャルプランニング技能士2級。 神奈川県住宅供給公社にて、分譲マンション、一戸建・宅地分譲、高齢者住宅等の新規不動産販売部門に従事した後、同社賃貸部門にて賃貸物件の募集、管理業務に従事する。その後、不動産投資専門の仲介会社を経て、不動産コンサルタントとして独立。 現在は「不動産サポートオフィス」の代表コンサルタントとして、自宅の購入、不動産投資、住み替え、融資など多岐にわたる不動産に関する相談・コンサルティングを行なう。その他、不動産業者向けの研修や各種不動産セミナー講師、書籍、コラム等の執筆にも取り組んでいる。 主な著書に、「貯蓄のチカラ~30歳からのおカネの教科書」(朝日新聞出版)、「失敗ゼロにする不動産投資でお金を増やす!」「賃貸生活A to Z」(アスペクト)がある。

ページのトップへ

ウチコミ!