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賃貸で同棲を始めたカップルが陥りやすい5つの落とし穴(4/4ページ)

橋本みゆき橋本みゆき

2017/05/16

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<5>破局して退去することになったら?

残念ながら、破局することになってしまった場合、問題になってくるのが、退去や引越しにかかる費用です。

本当は出ていきたいのにお金がなければ、別れた後も一定期間、生活を共にしなければいけません。破局理由が相手の浮気だったなど、顔も見たくない状況であっても、一緒に住み続けなければならないのは大きな苦痛でしょう。

また、どちらかが出て行った後、ひとりで高額な家賃を払い続ける負担も無視できません。入居する際に、初期費用で貯金を全額使い切ってしまうと、こういった万が一の際、お互いの首が締まってしまいます。

そのため、どんなに気に入った物件があっても、余裕を持って家賃を支払えるのか、いざというときにも対応できるのか、という視点が大切になってきます。

同棲するならここに要注意(まとめ)

最後に、賃貸物件で同棲生活を始めるときの注意点をまとめておきますので参考にしてください。

(1)間取りは2DK以上!
どんなに一緒にいたくても、ひとりになれる空間を確保する

(2)初期費用は家賃の約6カ月分!
想像している以上に、まとまった金額が必要になります

(3)生活費は収入に合わせて負担!
お互いに不満・負担のない範囲で線引きを

(4)入居審査は簡単にはいかない!
連名契約を行なう場合には、デメリットもしっかり理解する

(5)退去費用はお互いに準備!
破局という、万が一の事態に備えた貯蓄をしておく

賃貸物件で同棲をする場合には、ここでお伝えした注意点に留意していただくほか、賃貸契約上のルールを守って、楽しい同棲生活を送っていただければと思います。

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この記事を書いた人

住宅ライター・ファイナンシャルプランナー

銀行員、不動産会社、OL、新聞社、広告代理店を経てライターに。宅建やファイナンシャルプランナー、証券外務員、色彩検定などの資格を取得。住宅の選び方からインテリアまで幅広く執筆中。

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