ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

もしものときに備えて元夫と協力体制を|シングルマザーのコロナ対策(1/2ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2020/04/29

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

イメージ/123RF

「もしも両親がコロナに感染したら子どもはどうする?」といったニュースが取り上げられていますが、シングルマザーにとってはマンパワーが一人なだけに、メディアで取り上げられる前から既に切実な問題です。

みなさんは、自分にもしものことがあった際のお子さんの行き場所は確保されていますか。いざというときに慌てないために、いくつも選択肢を持っておくことがリスクヘッジになります。そこで、ひとつ「子どもの父親」の存在をクローズアップしていましょう。

■円満離婚ではなくてもきっかけ次第で親同士の関係に

わが家は息子が高校1年生ということもあり、私がコロナウイルスに感染し入院した場合は一人で留守番すればよいかと思いつつも、もしものときには息子が身を寄せる場所を確保しておくこと、そして息子へ共有しておくことが親としてのミッションかなと感じていました。

そこで元夫へ「私が万が一のときは息子をよろしくね」とメールをしたところ、「もちろん!」と二つ返事で連絡が来てまずは一安心といったところです。

これだけ読むと、「元夫さんとの関係が円満でだからやりとりできるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

しかしながら、決して円満といえる関係で夫婦関係に終止符を打ったわけではなく、離婚後の関係は劣悪。当時は攻撃的なやりとりや無視をしていた時期もありました。ただ、時を経て、息子の父親であることに集中し、父子交流に対して前向きに取り組んだことをきっかけに、関係が一気によくなり雪解けしたのです。

それは、決して私だけの努力ではなく、元夫が、「責めない、急かさない、肯定的な短文の返信」を徹底してくれたからだとも感じます。

・私が前向きになったから元夫は責めてこなくなった

・元夫が責めてこなくなったから私が前向きになった

まさに鶏と卵です。どちらが先にやらなくてはいけないというわけではなく、気づいた方が始めればいいのかなと感じます。

次ページ ▶︎ | 子どもの父親との連携を

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

ページのトップへ

ウチコミ!