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離婚後、子どもを元夫に会わせたくないママへ〜共同養育コンサルタントしばはし 聡子コラム〜(1/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/03/27

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イメージ/123RF

ネガティブな気持ちが子どもに伝わると子どもも会いたくないと言い出し、子どもも嫌がっているから会わせる必要はないと思うママもいるかもしれません。

このような気持ちで過ごすと毎日憂鬱ですよね。どのように整えていくのがよいのか考えてみましょう。

◼️「子どものため」につぶされるママの気持ち

周囲から「面会交流は子どものために必要」と言われ、頭ではわかっていてもできずに気持ちが押しつぶされてしまうママもいるでしょう。

または、子どもが会いたがっていないから面会交流しない方がよいと思っているにもかかわらず、父親から会いたいと言われ続け、日々憂鬱になってしまうことも。

気持ちを理解をしてほしい、共感してほしいという思いから、同じ考え方のママたちと集うこともあるかもしれません。ただ、一時的には気持ちが楽になっても、果たして根本的に解決しているのでしょうか。

◼️子どもの気持ち

一方で子どもたちはどんな気持ちでいると思いますか。引越しや転校などで環境が一変し、さぞかし不安な気持ちでいることでしょう。

この先どうなるのか、父親とはいつ会えるのか…、そんな思いを抱きながら、一番甘えたい母親に甘えることもできず、誰にも相談できずにひとりで悩み苦しんでいる子どもたち。父親に会いたいと思っても本心を言ったらお母さんが嫌がるから言えないと思っているかもしれません。

もし自分が子どもの立場だったらどんな気持ちになるかと考えてみれば容易に想像ができますね

◆同居時は父親を好きでいてほしいのに

同居中に、もし子どもが「パパのことが嫌い」と言ったら、心配してパパを好きになるようになんとかしようとするはず。

にもかかわらず、別居した途端、子どもが「パパと会いたくない」と言うと、その意見を尊重し父親を嫌いなままでいさせようというのは、子どもの健やかな成長を願うのであれば矛盾がありますよね。子どもにとっては離婚してもしなくても親であることには変わりないのですから。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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