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「地上げ屋さん」の仕事の話し(2/2ページ)

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若い男性の営業は、元気よく人間性や会社のイメージを良くする事が第一で、どんな対応をされても 「懲りずに挨拶に行く」 を続ける事で、相手の警戒心などを解くことができます。また、会社が考える金額交渉なども、安易に進めずに済みます。何しろ両者とも、決済権など持たない方がやりやすいのです。舐められているぐらいが、ちょうどいい感じですね。それと、手土産なども良く使います。

受け取る、受け取らない で関係性も観測できます。

ただ、持っていくものは 「菓子折り」 なんて物は使いません。朝早く 近くの市場へ行って 「最高級のたらこ」 などを大した包装もなしに買ってきて、用事で行ったついでくらいの感じでわたします。 生ものだと 受取ってもらい易いです。もちろん、そんなに高級な物ともわかりません。食べてびっくり...。が効果的です。受け取ってもらう事が目的ですから、いろいろ考えますね。そういった物を、受け取ってもらえる事で関係も1段階UPと言うところです。

それから、地上げの対象地の権利者で「初期調査」 の中から売りたい方から先に、交渉をどんどん進めて 「移転した土地」等はどんどん更地(建物を解体して空き地にしてしまう)にして

周りの権利者にプレッシャーをかけていきます。これは、体験していない方には想像しにくいと思いますがかなりのプレッシャーに成るようです。

※現在の 「地上げのシステム」 は、基本的に協力していただく地権者の代替地や代替物件が整い、決済を済ませて引越しを完了させる。と言うような流れで行われますので、昔の一部の乱暴な話とは別です。 ご安心ください。

次回は、「地上げ屋さん」 に、どう対応するか...を書いてこのお話をまとめたいと思います。

【地上げ屋さんの記事まとめリンク】
「不動産業にもいろいろあります」のお話し
「地上げ屋さん」の仕事について まとめ
「地上げ屋さんの件の実際にあった事」
「地上げ屋さん」の事件についての検証
バブル期の六本木と今の地上げ屋の方法・違い

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この記事を書いた人

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