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埋まらない空室

入居希望者がどこで引き返しているのか、調べていますか?(3/4ページ)

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●自社物件の後回しにされる


「頼れる味方と思っていたら、実は敵だった」のパターンです。


その管理会社・仲介会社が、貸主として自らも賃貸物件を所有しているため、そちらの客付けが優先されてしまうケースです。


オーナーが募集を預けた物件と、その会社の物件、「どちらがいいだろう」と、入居希望者が迷ったとき、「こちらを選ばれるなら礼金は半分おまけします」などと、自らが家賃をもらえる方に誘導してしまいます。


オーナーへの裏切り行為ともいえますので、安易にこれを行う会社は少ないはずですが、事情によっては、なりふり構わってはいられなくなるのはどの会社も同じです。


●サブリース物件の後回しにされる


その管理会社・仲介会社が、サブリース事業を行っているケースでも、似た問題が発生しやすくなります。


この場合、会社は、物件の借主でもありますので、いわば毎月の支払い家賃に追われる立場です。契約上、通常は家賃保証もしていますので、空室が埋まらないとなると大変な痛手が生じます。収入ゼロ・出費のみの状態が続くわけです。


となれば、余裕のない会社や悪質な会社は、そんな物件と一般のオーナーさんが預けた物件が競合した場合、当然ですが、前者の客付けを優先することになるでしょう。

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この記事を書いた人

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