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埋まらない空室

入居希望者がどこで引き返しているのか、調べていますか?(2/4ページ)

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●内見はあっても申し込んでもらえない


広告に対して問合せがあり、内見にやってくる人はいるのに、申し込みをゲットできない!この場合は、当然ですが、物件に問題があることを疑わなければなりません。


このとき、決してやってはいけないこと。それは、オーナーが理由を決めてかかることです。たとえば、「1階の日の当たらない部屋だから、苦戦は当然のことだ」などと。


ところが、目下の理由は実はそれではなく、実際に部屋に入ってみると「臭い!」


原状回復時の清掃に手抜きがあったため、キッチン、換気扇に残った油汚れの匂いが部屋中に充満していたといったケースもあります。


なので、「内見はあるのに決まらない」が続いたときは、なにはともあれ物件を見に行くことです。


さらに、内見者が部屋でどんな感想を述べていたか、仲介会社や管理会社の担当者にヒアリングすることも大切です。


たとえば、「契約しているWiFiの電波が拾えないので、このお部屋は気に入ったけれど諦めるとおっしゃっていました」と、いうことであれば、物件に代わりのWiFiが引かれていれば、そのお客様はつなぎとめられていたのかもしれません。貴重な課題を拾えたことになります。


以上が、「入居希望者がどこで引き返しているのか?」を知り、その対策を立てるための重要なポイント2つです。


「広告」に問題があるのか?「物件」に問題があるのか?あるいはその両方か?


分析や判断を仲介会社・管理会社任せにせず、オーナーさん自身がしっかりとこれらを把握し、切り分けて、対策や改善に臨んでください。

オーナーからは見えない「怖い」引き返しポイント
空室が埋まらない原因をなんと、管理会社や仲介会社がつくっている怖いケースも中には存在します。


その物件への、いわゆる「客付け」の優先順位を彼らが故意に下げてしまうのです。主な理由は2つあります。


これらは、しょっちゅう起こるというものではありませんが、「そういうこともありうるのだ」と、すべてのオーナーさんが知っておくべき基本です。

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この記事を書いた人

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