マンションの売却方法、仲介と買取はどちらがおすすめ?【5つのチェックポイントつき】(4/4ページ)
斎藤 岳志
2017/08/23
仲介と買取、どちらがおすすめ? 5つのチェックポイント
ここまで、仲介と買取それぞれの流れや、メリット・デメリットについて見てきましたが、どちらを選ぶのがよいかは、売却時の事情や状況によって違ってきます。
そこで、仲介と買取のどちらがおすすめかを判断する5つのチェックポイントをお伝えしておきましょう。
(1)売却するまでに時間的なゆとりがある。売却することを急いでいない
(2)売却価格は、自分で決めたい。また、希望価格に近い値段で、少しでも高く売りたい
(3)購入希望者が多いと見込まれる人気エリアのマンションである
(4)部屋は綺麗に使用しており、設備に不具合等は起きていない
(5)ポータルサイトに掲載する、チラシなどの広告を出すなどして、マンションを売りに出していることを知られても問題ない
上記の(1)~(5)で、YESが多ければ仲介、NOが多ければ買取がおすすめと言えるでしょう。ただし、これはあくまでも目安ですので、仲介か買取にするかは慎重に検討してください。
個人的には、短期間で売却しなければならない理由がない限りは、仲介をおすすめしますが、まずは、不動産会社で「仲介の場合」と「買取の場合」、それぞれのケースの価格の査定をしてもらい、それを踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。