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それぞれのメリット・デメリットは?

マンションの売却方法、仲介と買取はどちらがおすすめ?【5つのチェックポイントつき】(3/4ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2017/08/23

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仲介のメリットとデメリットは?


© polkadot – Fotolia

では次に、仲介と買取それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

●仲介のメリット
仲介のメリットとしては、まず、自分で売却の希望価格を決められるということがあげられるでしょう。たとえば、3000万円で広告に出したマンションを2600万円なら買いたいという人が現れても、「その価格では売りたくない」ということであれば断ることができる決定権があるのです。

また購入希望者が複数いる場合には、誰に売るかを選ぶこともできます。

●仲介のデメリット
デメリットとしては、売却できるまでの時間が長くかかる場合があることがあげられます。たとえば、人気のないエリアのマンションだったり、相場よりも高い価格で売りに出してしまったりといった場合には、購入希望者がなかなか現れないことも考えられます。

また、囲い込みといって、不動産会社が自社で買い主を見つけるために、ほかの不動産会社からの問い合わせを断ってしまうケースもあります。これは業界としても対策が必要と動いてはおりますが、なかなか実態の正確な把握にまで到達できていないのが現状です。

(おすすめ記事)
業界内で当たり前に行なわれている「囲い込み」の実態

買取のメリットとデメリットは?

●買取のメリット
次に買取のメリットですが、これはなんと言っても、売却までの時間が短いことでしょう。不動産会社が買い主になるので、購入希望者を探す必要がないからです。すぐにでも現金が必要な事情などがある人にとっては、これは大きなメリットになります。

●買取のデメリット
一方、デメリットですが、一般的に買取の価格は相場よりも低くなるということがあげられます。買取価格は、相場のだいたい7~8割程度になるとことがほとんどです。

不動産会社は、買い取ったマンションに住むわけではなく、修繕やリフォームを施した後に転売して利益を得ます。そのため、相場の7~8割程度で買い取らないと利益を上げることができないのです。

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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