築100年の古民家をDIYリフォームでシェアハウスに。日々のメンテナンスも楽しく実践中!(3/5ページ)
嶋崎都志子
2017/08/01
DIYで経費削減と細かなメンテナンスを実現
前述したように、間取り変更の大工工事や水回り、電気工事はプロに依頼しましたが、一部の仕上げ作業をMさん自身で行なうことで経費節減につなげたそうです。
DIYの経験はほとんどなかったMさんですが、現場で見た職人さんの作業の様子や、インターネット上の動画を見て学習して作業に挑戦したといいます。
MさんがDIYで施工した箇所と内容について伺いましたので、以下にまとめてみましょう。
<1>タイル貼り/キッチンと洗面台の2カ所
壁をグリーンに塗装し、タイルを貼った共有の洗面所。洗面器設置のため、天板部分だけ急いで目地入れをした。残りの作業は後日ゆっくりと
まずは、キッチンと洗面台のタイル貼り作業です。土台の箱づくりまではプロに発注し、仕上げのタイル張りと目地入れをDIYで施工しています。
タイルを専用接着剤で張ってから、接着剤が固まったことを確認した後、ゴムベラで目地剤を押し込みます。はみ出した余分な目地剤は、最後にスポンジで拭き取ります。
ゴムベラを使ってタイルの目地入れ。空いた時間を利用して徐々に仕上げていくのも楽しい
目地剤は粉を水で練ってつくりますが、20〜30分で固まり始めてしまいます。そのため、手際よく作業を進めること、また、多くつくりすぎないことがポイントです。
なお、タイルと目地材は取引のあった卸問屋から安く購入することができたそうです。
この記事を書いた人
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター
ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。