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都心から小さな温泉町に移住

築100年の古民家をDIYリフォームでシェアハウスに。日々のメンテナンスも楽しく実践中!(2/5ページ)

嶋崎都志子嶋崎都志子

2017/08/01

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築100年近い大きな古民家を思い切って購入!


元々の家屋にあった水屋箪笥を利用して大きなカウンターへリメイク

現在の住居を手に入れたのは、移住3年目のことです。

家からすぐ近くの古民家が空き家バンクに登録されていることを知ったMさん。養蚕業が行なわれていたこともあるという歴史ある建物は、建築士という職業柄、以前から気になっていたものでした。

もともとは友人が検討していたのですが、その友人から「購入を取り止める」という話を聞き、思わず「それならば私が買う!」と申し出てしまったそうです。

こうして、築100年近い古民家をリフォームして生まれ変わらせるというプロジェクトが動き出しました。

自ら図面を引いて、専門的な施工はプロへ依頼

かつては養蚕業が行なわれていたこともあるその古民家には、もともと大きなテナントスペースがありました。Mさんは、このテナントスペースを3分割して活用するとともに、住居部分は水回りを増やしてシェアハウスとすることを決めました。

Mさん自らが図面を引いてリフォーム計画を立て、間取り変更の解体と大工工事、水回りの設備工事、電気工事はプロに依頼したそうです。

工事が始まると、新建材で隠されていた天井を壊すと立派な梁が現れ、Mさんは、貫禄ある本来の家の姿に感動したといいます。

想定していた以上に経費が掛かったのは電気工事でした。梁に沿って各部屋へ配線工事を行ない、火災警報器などの設置工事も含めると、費用は約150万円ほどかかったとか。そのため、最終的な工事全体の金額は家屋購入費用より高くなってしまったそうです。

古い家を現代のライフスタイルに合わせて改修するためには、初期経費として多めの予算組みが必要と、Mさんは話してくれました。

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター

ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。

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