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中古マンションの価格はこうして決まる

中古マンションの相場を自分で調べるには? 誰でも簡単にできるプロのやり方(2/5ページ)

秋津智幸秋津智幸

2017/05/23

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プロも使っている! 中古マンションの相場がわかる、おすすめサイト

現在はインターネット上に不動産情報がたくさん出ていますので、不動産の相場は簡単にわかりそうな気がしますが、インターネット上の情報には古いものも混在しているため、利用するサイトには注意が必要です。

不動産会社の営業マンなどプロは、前述したレインズなどから実売価格(成約価格)の情報を知ることができますが、参考となる実売価格の事例がない場合や簡易的に相場を知りたい場合には、一般の人も見ることができるサイトも利用しています。そういったサイトをいくつかご紹介しましょう。

○アットホーム(at home)

http://www.athome.co.jp/

アットホーム株式会社が運営しているサイトで、独自に不動産会社と提携して直接情報を扱っているのが特徴です。独立系不動産情報サイトのなかでは提携している不動産会社数は最大級です。

また、不動産情報の掲載に関しては細心の注意が払われており、すでに成約した情報はすぐに落とすよう不動産会社各社に求めています(一定期間経過すると自動的に非掲載になるシステムも採用されています)。したがって、新鮮な不動産情報がいち早く掲載され、古い情報は掲載されにくいサイトです。

○株式会社東京カンテイホームページ

https://www.kantei.ne.jp/

株式会社東京カンテイは不動産専門のデータ会社であり、全国の不動産の価格情報や売買事例を、会員向けに有料で提供しています。特に新築マンションのデータは信頼性が高いと言われています。

有料情報だけでなく、ホームページでは沿線相場など一般的な情報を無料で公開しています。中古マンションの相場を知る上でも、有用な情報がたくさん出ているので、簡易的に相場を知りたいときには便利なサイトです。

○不動産ジャパン

http://www.fudousan.or.jp/

不動産ジャパンは、独立系企業ではなく、公益財団法人不動産流通推進センター運営する不動産情報サイトです。その情報は不動産会社が利用しているレインズのデータとほぼ同じで、相場やさまざまな統計データなど、調査内容の信頼性が高いサイトです。

このサイトは相場のような統計データを知るだけでなく、不動産ポータルサイトとして利用できるので、賃貸売買とも物件を探している際にも役立つサイトです。

次ページ ▶︎ | こうすれば自分のマンションの価格がある程度わかる

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この記事を書いた人

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント

公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、AFP、ファイナンシャルプランニング技能士2級。 神奈川県住宅供給公社にて、分譲マンション、一戸建・宅地分譲、高齢者住宅等の新規不動産販売部門に従事した後、同社賃貸部門にて賃貸物件の募集、管理業務に従事する。その後、不動産投資専門の仲介会社を経て、不動産コンサルタントとして独立。 現在は「不動産サポートオフィス」の代表コンサルタントとして、自宅の購入、不動産投資、住み替え、融資など多岐にわたる不動産に関する相談・コンサルティングを行なう。その他、不動産業者向けの研修や各種不動産セミナー講師、書籍、コラム等の執筆にも取り組んでいる。 主な著書に、「貯蓄のチカラ~30歳からのおカネの教科書」(朝日新聞出版)、「失敗ゼロにする不動産投資でお金を増やす!」「賃貸生活A to Z」(アスペクト)がある。

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