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老後の生活が不安な人は必読!

空き家率30%時代になっても、「賃貸」より「持ち家」が有利な4つの理由(4/6ページ)

牧野寿和牧野寿和

2017/03/14

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<理由1>教育費や老後資金を含めた生涯の家計収支が見通せる


(c) milatas – Fotolia

購入すれば、毎年、固定資産税などの税金の納付が必要となりますし、リフォーム代も必要とはなります。しかし、生涯にわたるおおよその家計収支の把握ができるため、子どもの教育資金や老後資金を確保するために、いくらの貯蓄をすればいいのか具体的な目標額が把握できます。

また、その住宅を終の棲家(ついのすみか)とする場合は、税金や戸建ての場合は生涯の修理費を、またマンションの場合でも、将来大規模修繕に追加の費用がかかっても、それに必要な費用を別途準備しておけば、家賃を生涯払うこともなく、老後の家計収支の見通しがつけやすくなります。

(参考記事)
住宅ローンの返済と子どもの教育資金で家計を破綻させない5つの方法

<理由2>売却、賃貸に出すことで収入を得ることができる

購入した物件は、あなた自身の資産となります。もし将来、何らかの理由でその物件に住まなくなった場合、売却をすることで得た収入を将来の生活に充てることができます。また、売却の時期によっては、そのお金を資金に金融商品で運用をすることも可能です。

さらに言えば、賃貸で貸し出すことで、維持費はかかりますが定期的な収入を得ることができます。ただし、その物件の耐久年数を考え、将来的に売却するのか、大規模修繕をしても保有し続けるのかなど、「出口」を考えておくことも必要です。

(参考記事)
マンションは「住み心地」で選んではいけない! その3つの理由とは?

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この記事を書いた人

CFP、一級ファイナンシャル・プランニング技能士

1958年名古屋生まれ、大学卒業後、約20年間旅行会社に勤務。出張先のロサンゼルスでファイナンシャルプランナー(FP)に出会い、その業務に感銘を受け、自らもFP事務所を開業。 その後12年間。どの組織にも属さない「独立系」FPとして、誰でも必要なお金のことを気軽に考えてもらうため「人生を旅に例え、お金とも気楽に付き合う」を信念に、日本で唯一の「人生の添乗員(R)」と名乗り、個別相談業務を行なうとともにセミナー講師として活動している。 また、賃貸不動産の経営もしており、不動産経営や投資の相談にも数多くのアドバイスやプランニングをしている。

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