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不動産で後悔しないために知っておくべきこと

「物件の募集図面」を見れば不動産会社の裏側が手に取るようにわかる!(2/6ページ)

大友健右大友健右

2016/11/17

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家の販売図面には何が書かれているのか


(図1)図面下の細長い部分に注目


(図1)図面下の細長い部分に注目
家の購入を検討するときには、多くの人が不動産会社を訪ね、その業者が取り寄せた物件の販売図面を見せられます。その販売図面には、何が書かれているのでしょうか。
ほとんどの図面では、現地の区画の概略や地図、セールスポイント、建物の間取り図などが示されていて、下のほうに物件種目、価格、所在地、面積、権利関係、地目(不動産登記法上の土地の用途)、本体設備などが記されています。

ここでは図面の下段の部分に注目してください。仲介業者(不動産会社)の名称や連絡先が書かれた細長いスペースです(図1参照)。

この部分は、つい見逃してしまいがちです。でしが、実はこのスペースに仲介業者にとっては重要な情報が書かれています。
それをお客さんに知られないため、彼らはこの部分に「オビ」と呼ばれる細長い紙を重ねて隠しているのです。

ちなみにこの「オビ」、本当に紙を重ねてあるのではなく、上から紙をかぶせてコピーしてしまうので、めくろうと思ってもめくれるものではありません(そのため、不動産会社のコピー機の近くには、細長いオビがたいてい置いてあるものです)。

次ページ ▶︎ | 隠された暗号を覗いてみると…

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この記事を書いた人

株式会社ウチコミ 代表取締役 株式会社総研ホールディングス 代表取締役 株式会社プロタイムズ総合研究所 代表取締役 1972年生まれ。大手マンション会社で営業手法のノウハウを学んだのち、大手不動産建設会社に転職。東京エリアにおける統括部門長として多くの不動産関連会社と取引、不動産流通のオモテとウラを深く知る。 現在、株式会社プロタイムズ総合研究所 代表取締役として、住宅リフォームを中心に事業を展開。また、株式会社ウチコミ 代表取締役として、賃貸情報サイト「ウチコミ!」を運営。入居の際の初期費用を削減できることから消費者の支持を集める。テレビ・新聞・雑誌などメディア出演も多数。

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