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いつ、誰が、いくらぐらい払うのか?

マンション購入後に毎年かかる固定資産税。軽減措置でどれくらい安くなる?(1/5ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2017/07/12

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固定資産税は何にかかる税金なの?

固定資産税とは、土地や家などの不動産を所有している人にかけられる税金です。マンションを購入すると、当然、固定資産税を納めることになります。

マンションを購入すると不動産取得税もかかりますが、これは不動産を取得したときにだけかかる税金です。しかし、固定資産税は不動産を所有していれば、毎年支払うことになる税金です。

固定資産税は、いつ、誰が支払うのか?

固定資産税は、前述したように、土地や家などの不動産を所有している人にかけられるものです。もう少し厳密に言うと、「毎年1月1日にその土地、建物を所有している人」が支払うことになっています。

ここでの「所有している人」とは、登記簿に所有者として登記されている人を意味しています。つまり、売買取引が行なわれて、すでに所有者が変わっていても、所有権の移転登記が行なわれていない場合には、登記されている人が課税されるのです。

税金には、国が課税する国税と都道府県が課税する都道府県税、市町村が課税する市町村税がありますが、固定資産税は市町村税です(東京23区では東京都が課税します)。

毎年4月~6月の間に、その不動産が所在する市区町村から、固定資産税の納税通知書が送られてきます。この納税通知書にしたがって、年1回の一括払いで納付するか、4回の分割払いで納付します。

生命保険等とは違うため、年1回払いにしても割引のようなものはありませんので、支払額はどちらの支払方法を選んでも変わりません。

納期は市町村によって違いますが、4月、7月、12月、翌年の2月が一般的です。ただし、東京23区の場合は毎年6月に納税通知書が届き、分割の場合は、6月、9月、12月、翌年の2月の4回で支払います。

納付の方法ですが、銀行か郵便局の窓口で支払うか、口座振替にすることもできます。また、クレジットカード払いを導入している市町村もあります。

クレジットカード払いの場合、手数料はかかりますが、ポイントを貯められるようなメリットがあれば検討してもよいのではないでしょうか(私は支払える都道府県に関してはクレジット払いにしています)。

また、30万円以下であれば、コンビニでも支払いができるようになっています。

支払期限に遅れると延滞金がついてくることもあるので、必ず納付書に記載の期限までに支払うことを忘れないでください。

次ページ ▶︎ | 固定資産税の日割り清算とは?

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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