ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

【インタビュー】全ての思い込みを外して、自分にとっての幸せが何かを研究していきたい(1/2ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2019/04/02

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

さまざまなカタチで離婚後も両親で子育てを行っているママの実体験を記事化したシリーズ。今回は、夫婦と親子関係は別ものだと語り、離婚後も「一緒に暮らしていない家族」のカタチを実践するママに直撃インタビューしました。

■現在、どんなカタチで共同養育を行っていますか。

離婚後に元夫は大阪の実家へ帰ってしまったため、頻繁に会うことはできませんが、特に何の制限もしていません。元夫も元義父も好きな時に会いに来てもらっています。ラインでテレビ電話などもします。子どもは単に、お父さんが大阪にいる、としか思っていないようです。

前回会いに来た時は、子どものリクエストにより、3人で家でレゴの大作を作りました毎回夜は3人でスペシャルな外食をしています。最初から気まずくも険悪でもなく、ただ「一緒に暮らしていない家族」という雰囲気です。

■共同養育をするようになった経緯をお聞かせください。

夫婦関係を解消しても、親子の関係は当然に一生続くものと思っていました。子どもをどうするか考えたこともなかったです。世の中には、離婚後に子どもに会わせていない人がたくさんいるという事実を後になって知って、大変驚きました。

養育費はほしいけれど、子どもには会わせたくないというのは、筋が通りませんし、親が夫婦をやめたことと、親子関係は全く別ものですね。どのように交流するか、何かの取り決めをするということもなく、自然とこのようになりました。

できれば離婚しない方がいいとも思いませんし、そもそも結婚しなくてもいいですが、生まれた子どもには、父母両方から愛されて育つ権利があるはずだと思います。

■共同養育するにあたり困っていること、困っていたことはありますか。

私たち当事者同士は、何の疑問もなくこの形になりましたが、それぞれの親世代には、理解し辛いことのようで、変に気を遣わせてしまったり、やりきれない気持ちにさせてしまっているように思います。

それと、元夫は大阪に帰ってしまったので、頻繁に行き来することができないため、なかなか交流を持ちにくいところですね。行くにしても、来るにしても時間と費用と体力の消費が大きいので、そこが残念です。

次ページ ▶︎ | お相手がどんなことをしてくれたらうれしいですか 

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

ページのトップへ

ウチコミ!